「音楽が生まれる体験ってどんな感じだろう」
ということをずっと若い頃から追いかけていました。
なぜなら、それがわからないで、どうやって音楽教えるの?
と思っていたから。
あるとき、
音楽室での子どもたちとのやり取りの中で
”音楽の要素を動的にスケッチすることで、
細やかなやりとりができる!”
ということに気がついて、これを15年かけて研究。
2014年から東京で大人向けの講座をはじめました。
スケッチをしながら童心に帰りつつ、
聞く力を広げることを主旨としたワークショップは
音楽初心者もプロも一緒に参加して頂いていま...
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講座を受けるまで、「音楽」=「聴くもの」でした。
ほとんど聴覚だけで受け止めていたものを、指で、目で追いかける体験が、音楽のとらえかたを立体的にしていく。そんな新しい世界の入り口に立ったような気持ちです。
演奏をする人には、きっとまたちがう発見があると思います。
個々の体験という内的なプロセスを、描くワークがやんわり可視化するのかもしれません。
確かに変化があって、でもそれは今はじまったという予感で、講座が終わってからもワクワクしています。
「音楽」=「聴く」だけじゃない、触れたり、眺めたり……新しい音楽との出会いにつなげてくれる、そんな不思議な体験ができました。
楽譜とか苦手だった話も興味深く聞くこと出来ました。
一緒に同じ音楽を聴いていても、一人一人が感じていることは同じじゃない、という事がわかってとても興味深かったです。
その違いが各々の描く線に現れるのが不思議。
先生の弾いてくれるピアノを聴きながら、二人で一緒に線を描いていくのが、楽器はできないけど、アンサンブルしてるみたいで楽しかった!