これは、ストアカで講師活動を続けてきて感じたことなのですが……。
タロットやオラクルカードを学んでいる方、特に将来お仕事にしたいと考えている方から、よく聞く言葉のひとつに「自信がない」というものがあります。
まったく知らない人を見てみたいけれど……
マルシェなどのイベントに出てみたいけれど……
プロとして活動してみたいけれど……
「自信がなくて、なかなか次の一歩が踏み出せない」というお悩みです。
(私自身も、過去にものすごく身に覚えがあります💦)
この「自信がない」の中身は人によって少しずつ違いますが、一番大きな悩みはこれなのではないでしょうか。
「自分のリーディングが、これでいいのか確信が持てない」

こうした悩みを持つ方は、きっと責任感が強いのでしょう。
人の悩みに向き合う立場になるのだから、いい加減なことは言ってはいけない。ちゃんとしたリーディングをしなくてはならない。
それは、カードにも、お仕事にも真摯に向き合っている証拠です。
でも「ちゃんとしなきゃ」と考えすぎると、少し心が固くなってしまいませんか?
その真面目さゆえに、前に進む力が少し削がれてしまうのは、とてももったいないことです。
「正しいリーディング」って、どんなもの?
「自分のリーディングに確信が持てない」というのは、言い換えれば次のような不安ですよね。
「私の読み方、これで合っているの?」
「私のリーディングは、本当に正しいの?」
さて、ここで言う「合っている」や「正しさ」とは、一体何を指しているのでしょうか。
相手の現状や気持ち、未来予測を「ピタリと当てる」ことでしょうか?
あるいは「この質問にこのカードが出たら、こう読むのが正解」という、決まった公式があるような感覚でしょうか。
タロットもオラクルカードも、カードの意味や絵を手がかりにしながら、質問や状況に応じて直感的に読み解いていくものです。
ただ、数学の問題のように、誰が読んでも必ず同じ答えになるわけではありません。
基本的な意味や伝統的な解釈はあっても、この質問にこのカードが出たら、必ずこう読むべき、という唯一の正解があるわけではないのです。
私たちは、学校や社会ではいつも「正解(○)か不正解(×)か」で評価されてきたため、私たちは無意識にカードの読み方にも「正解」を求めてしまいがちです。
そしてその延長線上に「当たる/当たらない」という基準が生まれているように思います。
しかし「正しさ」を探そうとすればするほど、不確かさが怖くなり、自分のリーディングに自信が持てなくなってしまうのではないでしょうか。
カードが持つ「本当の価値」とは
長年カードと付き合ってきて確信しているのは、カードの良さは「当たる/当たらない」とは別のところにあるということです。
私の思うカードの本当の価値とは「その人の気づきを引き出すこと」です。
悩んでいるとき、人は自分の頭の中で同じ場所をぐるぐると回ってしまい、出口が見えなくなっています。
そんなときカードは「そこから抜け出すための、別の視点や新しい道」に気づかせてくれるのです。
(※セッションや鑑定の現場では他にも大切な要素がありますが、一番の核心はここです)
別の選択肢があることに気づければ、自分で道を選べるようになります。
視点が変われば、悩みが悩みではなくなってしまったりします。
目の前のもやが晴れ、先に光を見出せたなら、人は自然にそちらに向かいます。
だから気づきを引き出すことは
「その人が、自分の力で前に進んでいく力を引き出すこと」
なんです。
逆に「当たるか、外れるか」という狭い視点だけで捉えてしまうと、この素晴らしいツールの本当の価値が見えなくなってしまいます。
目指したいのは「気づきにつながるリーディング」
「正しいリーディング」は、目指さなくていい。
大切なのは、そのリーディングが、どんな気づきにつながるのか。

自分の読み方を振り返るときも、
「このカードから、どんな可能性を見いだせるだろう?」
「このリーディングは、相談者さんにどんな視点をもたらすだろう?」
そんな問いを持ってみてはいかがでしょうか。
正解探しから少し離れてみると、カードの読み方にも、もっと自由な広がりが生まれてくるかもしれません。
カードは私たちが人生の可能性を広げるための、力強いサポートとなってくれるものなんですよね✨
みなさまが、この素敵なツールと末永く付き合っていくためのヒントになれば幸いです^^