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農業を夢で終わらせないために。現実をかたる農家講師

石田 源志

プロフィール

農を日常へ。遠い世界となってしまった農業を、もう一度身近に
石田源志(いしだ げんじ)/農業作家

静岡県・浜名湖のほとりで30年以上、農業に携わってきました。
現在は小松菜やミントを育てながら、地域の福祉施設や高校と連携し、農業・福祉・教育を結ぶ「農福学連携」の活動を進めています。

著書に『農業をおすすめしない。でもやってみたいあなたへ』(農ノタミ名義)。
また「ダイダラボッチの手」名義では『農福学物語』など、農業学習をテーマにした物語や教材を発信しています。さらに「にゃるほど農業」シリーズなど、楽しみながら学べるコンテンツも制作し、Kindle・note・BASEなど多媒体で展開中です。

私は「農業をおすすめしない」と言い切ります。
それは、農業が厳しく再現性の低い仕事だからです。
しかし、それでも挑戦したい人にこそ、現場で培った知見を惜しみなく伝えたいと考えています。

講座では「何を準備すべきか」「どんな覚悟が必要か」を、体験と具体例を交えて解説します。
夢と現実の間に橋をかけ、農を“遠いもの”から“日常”へと取り戻す──それが私の役割です。
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こんなことを教えています

農業を夢で終わらせないための講座

農業を始めたい──そう思ったとき、多くの人は「夢」や「理想」から入ります。
けれど現実の農業は、天候や病害虫、価格変動、販路の制約など、努力だけでは超えられない壁が数多くあります。

私は静岡・浜名湖のほとりで30年以上農業に携わり、その経験を著書『農業をおすすめしない。でもやってみたいあなたへ』(農ノタミ名義)にまとめてきました。
講座では、その知見をもとに、次のようなテーマを扱います。

新規就農のリスクと現実(天候・病害虫・価格変動)

JA出荷・市場出荷・直販など、販路ごとのメリットと落とし穴

学校給食や飲食店など、販売先の実態と注意点

制度や仕組みを知らずに飛び込むことの危うさ

副業・兼業から農業を始めるための現実的なステップ

「覚悟」と「準備」をどう整えるか

私は「農業をおすすめしない」と言い切ります。
それは、農業の厳しさをまず知ってほしいからです。
しかし同時に、「それでも挑戦したい」という人を全力で応援したい。

この講座を通じて、夢と現実の間に橋をかけ、農を“遠い世界”から“日常”へと取り戻す学びをお届けします。

農業は「自然の中でのんびり」ではありません。毎日、決まった時間に畑を見回し、水やり・肥料・病気や虫の予防を続けます。
天気ひとつで努力が無駄になることもあるし、野菜の値段は市場の供給量で上下します。いっぱい採れた年ほど価格が下がる、なんてこともある。これが“現実”です。

農地のこと

「農地は借りられないのでは?」と心配する人が多いけれど、手続き自体は昔よりずっと借りやすくなっている(行政の仕組みや農地バンクがある)。

ただし本当のハードルは手前にあります。「この人は続けられるか」「計画は現実的か」という信用と段取り。とくに都市近郊で条件の良い土地ほど、地域の信頼が必要です。

いきなり買うのはNG。まずは借りるところからで十分です。

売り方(販路)のこと

最初の売り先としては、農協出荷のように基準と流れが整っているルートが現実的。選別・規格・納期などの「当たり前」を体で覚えられます。農協は“敵”ではなく、使いこなす相手です。

学校給食や飲食店は「安定していそう」に見えるけれど、実際は朝一納品・品質の揃え・急な変更など手間が大きく、利益が残りにくい。ブランド効果も限定的。最初の一歩としては勧めません。

直販やオンラインも可能ですが、準備と顧客対応という別の仕事が増える。作る量や品質が安定してから考えた方が安全です。

始め方(副業・兼業)

いきなり専業で生活をかけるのはリスクが高い。本業の収入を確保しつつ、小さく農に入るのが現実的です。

作物はスケールを間違えないこと。**枝物(葉や枝を出荷する花材)**のように、時間や設備の縛りが比較的コントロールしやすい選択肢もある。

地域で**農地や機械を分け合って担う「シェア就農」**という考え方もある。ひとりで全部背負わないやり方です。

つまり、「夢」だけで飛び込まず、現実→仕組み→身の丈の順で考える。
最初は農協など整ったルートで“段取り”を学ぶ。そして副業・兼業で小さく続ける設計にする。
この順番なら、続けられる農との付き合い方が見えてきます。

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