解法暗記しない、本質から理解する数学思考の専門家
私の講座では、「定義から出発し、そこから論理的に積み上げて理解する」ことを何よりも大切にしています。
数学の公式や定理、解法パターンは、最初から「覚えるべきもの」として提示されることが多いかもしれません。ですが、それらの背景には一つ一つに明確な理由と意味があります。
「なぜこの定理は成り立つのか?」「なぜこの式に変形するのか?」「このグラフは何を表しているのか?」
そんな問いを丁寧に考えていくと、数学は単なる記号の並びではなく、人間の思考の言語であることが見えてきます。
「わからない」の本当の正体を、一緒に見つけていく
たとえば青チャートを使って学習していると、「解説を読んでもよくわからない」「答えを見ればわかる気がするけど、自分で再現できない」という場面に出会うことがあります。
これは単に理解力が足りないということではなく、本質的な「なぜ?」に立ち戻って考える機会がないまま、先に進もうとしているからなのです。
私の講座では、そうした“引っかかり”をとても大切にします。
「なぜこの定義が必要なのか」「なぜこのように変形するのか」「どうしてこの考え方がうまくいくのか」
一つひとつの疑問を一緒にたどり直すことで、点と点が線でつながるような“納得の体験”を重ねていきます。
定義を根拠に、論理で組み立てる「考える力」
高校数学では、公式や解法があらかじめ提示され、それを使って問題を解くというスタイルが一般的です。
ですが私自身の経験から言えるのは、公式や解法は、ただ使うものではなく「導き出すもの」であるという視点が大切だということです。
たとえば、「三角関数の加法定理」をただ使えるようになることも大事ですが、それがどのように導かれたのか、図形的な意味や関数の性質とどのように関係しているのかを知ることで、理解の深さと応用の力が大きく変わってきます。
定義・基本的な性質・簡単な例をもとに、少しずつ論理を積み重ねて定理や公式を導く――
このような積み上げの思考は、数学の世界で何かを「理解する」ということの本質に触れる経験です。
私はこのプロセスを一緒にたどることで、生徒さんに“数学を使いこなすための目”を育てていきたいと考えています。
「できるようになること」より「考えられるようになること」
もちろん、入試や試験では「できるかどうか」「解けるかどうか」が問われます。
しかし、その背景には必ず思考力や理解力のベースがあるものです。
・なぜその解法が選ばれるのか
・他の方法ではだめなのか
・条件が変わったらどこが影響を受けるのか
・与えられた情報から、どう推論を進めるのか
こうした問いかけに自然と反応できるようになるためには、自分の頭で考える訓練が不可欠です。
私の指導では、「この問題はこう解く」と短絡的に結論を出すのではなく、「なぜこう考えるのか」「どういう筋道でそこに至るのか」を一緒に整理し、“考える力”そのものを育てることを重視しています。
数学が「好きになる」前に、「納得できる」体験を
数学が苦手な方にとって、「好きになる」ことは簡単ではないかもしれません。
でも、「納得できる」体験を重ねていくことは誰にでもできます。
「なるほど、そういうことだったのか」
「今までわからなかったけど、腑に落ちた」
そんな体験を積み重ねるうちに、次第に数学に対する見方や気持ちが変わっていくのを、これまで多くの生徒さんたちと一緒に見てきました。
最後に:ともに学び、ともに考える時間を
私自身、かつて数学がまったくわからず、定期テストもボロボロという状態からスタートしました。
そんな私が、ある時「理解できる喜び」に出会い、「考える楽しさ」に気づき、今ではそれを教える立場になっています。
だからこそ、「数学がわからない」「何がわからないのかもよくわからない」という気持ちにも、心から寄り添えます。
私の講座では、答えをただ教えるのではなく、「考えること」を一緒に体験し、「理解できることの楽しさ」を一緒に味わっていくことを目指しています。
数学は、誰にでも開かれた知の世界です。
まずは一つ、「わかる」から始めてみませんか?
解法暗記しない、本質から理解する数学思考の専門家