岩﨑 ひふみ

こんなことを教えています

泣くだけでたくさん良いことがあります。

号泣したらすっきりした、
落ち着いた、気が済んだ、
または、涙を流したら現実に戻ったなど
の経験をしたことがある人は多いはずではないでしょうか。

このように涙を流すと
すっきりとした気持ちになるのはなぜでしょうか？

私たちの身体は交感神経と
副交感神経という二つの自立した
神経の働きによって支えられています。

これらの自律神経は覚醒と睡眠のサイクルに
合せて変動します。
覚醒している時は交感神経が優位に動き、
眠ると副交感神経が優位に動いています。

起きている間は交感神経が優位に動いているので、高まった交感神経の緊張を緩める事が
なかなか出来ません。
この緊張を緩める最もシンプルな方法は、
寝てしまう事です。

寝てしまえば交換神経の緊張は緩むので、
ストレスが軽減されるのです。

起きた状態のまま、副交感神経を優位に
変える方法が唯一あります。
それは涙を流す事なのです。

まるでたっぷり寝たのと同じようなリラックス得られるので、
泣くとすっきりするのです。

ただし、どんな涙でも流せば良い訳ではありません。
目にゴミが入ったり、玉ねぎを切った時にでる反射の涙や、眼球を保護するための
基礎分泌の涙ではストレス解消は出来ません。

情動の涙と呼ばれる、悲しい感動した時に流す涙こそがストレスを洗い流してくれる訳です。

さらに言えば、ストレスをスッキリと解消するためには感動の涙が一番効果的です。
映画やドラマ、小説など他人が経験したストレスで泣く感動泣きをした方がスッキリと
解消することが出来ます。

涙を流す事は、単にストレスを軽減
させるだけじゃなく、
自律神経のバランスを整え、
さらに免疫システム活性化させる
という、効果もあるのです。

溜まってしまったストレスを
一気に解消出来るのは
涙を流すことなのです。