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毎日新聞 首都圏版編集長 渋谷幕張高講師(国語科)

前田 剛夫

本人確認済み

プロフィール

まえだ・たけお 1988年毎日新聞に入社し記者歴35年、うち報道デスク歴15年。千葉支局を振り出しに、東京・大阪社会部で事件事故、自然災害、教育、環境、内政などを主に担当。オウム真理教事件、ペルー・日本大使公邸占拠事件、北朝鮮による拉致事件、東日本大震災など平成の大ニュースの現場はほぼすべて踏んでいる。

さいたま支局次長(デスク)、静岡支局長、航空部長、編集委員など歴任。特に新人記者の教育経験が多く、育てた多くの記者が国内外で活躍している。入社試験の面接や論作文の採点も担当した。

現在は東京本社・首都圏版編集長(キャリアスタッフ)として、新聞やウェブで記事を発信し続けている。主な著書・共著に「父の殺意」(毎日新聞社)「裁かれる『オウムの野望』」(同)など。

渋谷幕張高(千葉市)では非常勤講師として、通年の現代国語の授業を担当、高校生に文章表現を指導している。生徒の飛躍的な作文力向上に驚かされている(講師談)

静岡市出身。県立静岡高、早稲田大理工学部卒。東京在住。

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こんなことを教えています

作文指導で困った!そんな国語の先生の道しるべ

 中学・高校の国語の授業で作文を指導している先生に向けて、その効果的な授業計画の提案をしています。理念ではなく、ジャーナリストとしての経験や教壇での手ごたえに裏打ちされた、授業ですぐに生かせる実践的な内容です。

 日本の児童・生徒の作文力は総じて高くありません。昔と変わらず、進歩していないと言っていいかもしれません。

 講師が務めている新聞社の記者職や、大手出版社の編集者の入社試験では、志望者に1000字程度の論作文を課すことがあります。名だたる名門大の学生でも、そのかなりの比率の論作文が、抽象的で理念的です。ページが朽ちる寸前の昔の岩波文庫のような、読者を苦しめる、読むにたえない文のオンパレードなのです。

 新聞社も出版社も文を扱うことが生業(なりわい)なので、一般教養と比べて、論作文の採点比率が高いことを知っていながら、これが現状なのです。

 こうした論作文を目の当たりにすると、中学・高校と赤点だった国語の成績を省みずに、講師は若者たちの作文力を案じます。そして思います。

 「みんなは小、中、高、大の論作文は何を書き、どう指導されてきたのか」

 その背景には、日本の国語教育は読解を中心とし、作文指導は二の次ということがあります。高校入試も大学入試も国語といえば読解問題だからです。

 そこで、35年にわたる新聞記者や新人教育経験、そして学校の教壇で蓄積してきた文章表現力を向上させるための手法を示し、中学・高校生の作文力向上につなげていきたいと考えています。

 目的は一つです。

 作文嫌いの生徒を一人でもなくしたい。

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