声とことばの磯貝メソッド

4才からピアノを中心に、打楽器など様々な楽器に親しむことで音楽の楽しさに目覚め、ジュニアオーケストラではフルートを務める。全国大会連続出場のコーラス強豪校で女声コーラスの魅力に引き込まれた経験をきっかけに、楽器とは違う音楽の面白さを知り、大学は声楽科へ進学。音楽を通して「聴くこと」の大切さを学ぶ。 　病のため声楽家としての活動を断念し、オペラ、コンサート等の企画・制作へと転向。聴く側として音楽に関わるなかで「歌う（演奏する）ための耳」と「聴くための耳」があることに気がつく。その後、磯貝靖洋が率いるカンパニーにアーツプロデューサーとして参加。発声指導を受けても声が変わらない歌手や役者が一定数いることに疑問を持ち、聴覚・発声の改善法であるトマティスメソッドの聴覚トレーニングコース及び、発声トレーニングコースを修了。発声を変えるには、まず「聴き方」を変える必要があることを確信し、発声のための聴き方・耳のトレーニング法を考案。2015年より発声のための「聴き方・耳トレ」講座を開講、全国で講座を実施して好評を得ている。 　近年は、ダウン症児対象の「聞こえとことば教室」の講師を務め、子どもたちの発語を促すトレーニング法の開発に取り組む。 日本音声学会会員

Vocal Arts Service Center（VASC）代表、声とことばの磯貝メソッド主宰。 音声言語指導・研究者。音楽指導者、舞台演出家。 1970年より舞台演出（オペラ、演劇、ミュージカル）と並行し、舞台表現者の音声研究を行う。1977年、VASCの前身であるオペラ・ワークショップ（OWS）を設立。声楽家、ミュージカル俳優、演劇俳優、声優など幅広いジャンルに渡り音声・言語指導を重ね、その指導件数は全国で10,000件を超える。2000年、その蓄積を基に「声とことばの磯貝メソッド」を創案。東京の他、全国６カ所（札幌、仙台、新潟、金沢、大阪、広島）で「磯貝メソッド地方塾」を開催。また、障害者、高齢者の音声言語指導も行っている。日本音声学会会員。