【日本インプロアーツとは】
日本インプロアーツは、日本語圏でインプロを知り、体験し、学び、深め、舞台や日常、仕事や組織に生かしたい人のために、安心して訪れられる知識と実践の拠点をつくる団体です。
インプロ(即興演劇)は、台本や決められた展開だけに頼らず、その場で生まれた表現や変化を受け取り、互いに影響を受けながら、人物、関係、出来事、場面、物語などをつくっていく舞台芸術です。
私たちは、その楽しさを初めての方にもひらくことと、舞台芸術としての技術・歴史・哲学を丁寧に学び、深めることの両方を大切にしています。
気軽な体験、継続的な学び、公演や創作、場づくり、ファシリテーション、企業研修、組織開発、出版、研究までをつなぎ、インプロに関わる人、知識、実践、文化が育つ土台をつくります。
【私たちが目指していること】
初めての方が安心して一歩を踏み出せること。一度体験して面白いと感じた方が、自分のペースで楽しみや学びを深められること。舞台芸術として取り組みたい方が、身体、声、空間、人物、関係、物語、アンサンブルを継続して学べること。
さらに、場づくり、ファシリテーション、人材育成、チームや組織に関わる方が、インプロの知恵を自分の活動や仕事につなげられること。実践者、講師、研究者、企業、大学、文化芸術に関わる人たちが出会い、新しい実践や学びを一緒に育てられること。
こうした入口と道筋を少しずつ整え、最終的には、インプロを知りたい、体験したい、学びたい、深めたい、舞台や仕事、組織に生かしたいと思ったときに、「まず日本インプロアーツを訪れればよい」と感じてもらえる、開かれた拠点を目指します。
【私たちのミッション】
世界で育まれてきたインプロの知と実践を誠実に受け継ぎ、日本語で伝える。
それを日本語圏の文化や現場の中で探究し、舞台芸術としての実践と、日常、仕事、組織への応用の両方を育てる。
そして、インプロが持つ遊び、表現、物語、関係性、創造性、共創の価値を、舞台から社会へ丁寧にひらいていく。
【なぜインプロ「アーツ」なのか】
「アーツ」の土台には、インプロを、即興演劇として育ってきた一つの「芸術」として捉える考えがあります。
インプロには、相手から受け取る、身体や空間を使う、人物や関係を育てる、物語を進める、互いの表現を生かすための「技術」があります。技術が身につくほど、できることや選べることが増え、もっと自由に遊び、より豊かな表現や共創へ進めます。
その技術を何のために、どのように使うかを支えるのが「哲学」です。互いを尊重し、その場で起きたことを大切にし、自分だけで完成させず、人との関わりの中で育てていく。その考え方があってこそ、技術は人や場を豊かにする力になります。
技術と哲学は、実践を重ねる中で身体になじみ、その場に応じた判断や感性、その人らしさやアンサンブルの味わいとして現れます。
即興演劇としての芸術性、表現や共創を豊かにする技術、技術を支える哲学、経験の中で育つ熟練と感性。それらが一つになって働く「実践技芸」を、私たちはインプロ「アーツ」と呼んでいます。
【へっちゃらんどという活動・コミュニティ】
「へっちゃらんど」は、日本インプロアーツの活動・体験・コミュニティの名前です。
日常に、もう一つの冒険を持つこと。小さな遊び心から始めること。仲間と一緒に遊び、つくること。思いがけない出来事を面白がること。人との関わりの中で、自分でも知らなかった表現や可能性に出会うこと。
大人が大人のまま、もう一度遊び、学び、物語を始められる場として、ワークショップ、公演、勉強会、発信、コミュニティ活動を行っています。
【主な活動領域】
現在取り組んでいる活動と、今後展開していく領域には、次のものがあります。
・初心者向けの体験ワークショップ、継続講座、実践者・指導者の育成
・舞台芸術としての稽古、公演、創作、ショートフォーム、ロングフォーム等の探究
・場づくり、ファシリテーション、コーチング、対人支援への応用
・企業研修、人材育成、リーダーシップ開発、チーム開発、組織開発
・書籍、記事、教材、動画による知識と実践の発信
・インプロの歴史、人物、源流、海外文献の研究
・大学、研究者、文化芸術関係者、専門家との連携
・参加者、実践者、講師、運営者が学び合えるコミュニティづくり
【代表・全体監修】
へちゃっぷりん
日本インプロアーツ代表/インプロフェッサー(「即興演劇教授」を意味する独自の呼称)
○インプロ
・約30年にわたり、実践、公演、企画・演出、稽古、指導、ワークショップに従事
・俳優養成の場でメソッド演技とインプロを学び、英国ロンドンで演劇を学ぶ
・映画『ピーター・ブルックの世界一受けたいお稽古』公開直前企画の特別ワークショップでメインファシリテーターを担当
○人材・組織
・組織開発・人材育成・HR領域で約20年の実務経験
・企業の人材育成、組織づくり、研修・ワークショップ設計、ファシリテーションに従事
○研究・発信
・ヴァイオラ・スポーリン、キース・ジョンストン、デル・クローズを中心に複数の源流を研究
・英語圏のインプロ関連書籍を100冊以上読解
・noteで、歴史、人物、技術、ゲーム、海外文献などを300記事以上発信
○出版・外部実績
・新曜社『パフォーマンス心理学入門――共生と発達のアート』第13章「インプロが促す発達」を分担執筆
・日本教育心理学会の自主企画シンポジウムで発表
・青山学院大学で、企業連携プロジェクトに向けたチーム形成ワークショップを担当
現在も、インプロの源流を読み解く書籍や、日常の中で遊び心を育てるセルフワークブックなど、インプロの学びを広げる出版企画を進めています。
【出版・推薦】
へちゃっぷりんの著書に、『非認知能力を育む「即興(インプロ)の知恵」』『場がひらく、Yes And の先へ』があります。
一冊目には、『劇場版ポケットモンスター』シリーズなどを手がけてきた脚本家・劇作家の園田英樹氏より推薦文をいただきました。
園田氏は、へちゃっぷりんが長年インプロを実践し、世界の文献を読み解いてきたことに触れ、「その知見は、もっと多くの人に広めたほうがいい」「僕は全力で、この本を推薦いたします」と評価しています。
【講師メンバー】
初心者向けの入口講座は、日本インプロアーツのアンバサダーで、へっちゃらんどの「名物受付嬢」としても親しまれている、おかまゆが中心に担当します。
おかまゆは、小学生の頃から演劇を学び、2015年よりインプロを実践。公演への出演を重ねるほか、初心者向けワークショップの講師や、複数のインプロワークショップでアシスタントを務めてきました。
心理系大学院を修了し、公認心理師・産業カウンセラーとして心理職に従事しています。参加者一人ひとりの反応や、その日の場の雰囲気を丁寧に受け取りながら、初めての方も安心して挑戦できる場づくりを大切にしています。
【初めての方へ】
演劇経験や専門知識は必要ありません。初めての方は、まず初心者向けの体験講座からご参加ください。
【まずは、一緒に遊んでみるところから】
日本インプロアーツの講座では、インプロゲームやさまざまなエクササイズを、実際に参加者同士でやってみることから始めます。
言葉、声、表情、動き、間、沈黙、身体、空間、想像など、使えるものはたくさんあります。相手やその場から生まれたものを受け取り、自分からも働きかけながら、その日に集まった人たちで遊びを育てていきます。
同じゲームでも、一緒に参加する人やその日の雰囲気によって、毎回違うことが起こります。思いどおりにならないことも含めて、その日ならではの面白さをみんなで味わいます。
【こんな入口があります】
○気軽に楽しむ
・シンプルなインプロゲームをやってみる
・うまくやることより、まず試してみる
・大人のままで、もう一度遊ぶ
・オンラインや対面で、初めての人とも気軽に関わる
・一度だけでも楽しみ、繰り返すほど違う面白さに出会う
○舞台芸術として深める
・身体、声、空間を使って表現する
・人物や関係を育てる
・場面や物語をつくる
・互いに影響を受けながら、アンサンブルとして動く
・インプロゲーム、ショートフォーム、ロングフォームなどを学ぶ
○遊び心・共創・場づくり
・他の人の表現や提案を生かす
・関わりの中で考え、つくる
・違いや想定外を、新しい可能性として扱う
・人が参加しやすく、表現しやすい場を整える
・振り返りを通して、体験から自分なりの学びを見つける
○仕事や活動の場へつなげる
・場づくり、ファシリテーション、コーチング
・チームづくり、リーダーシップ、組織文化
・組織開発、人材育成、企業研修
・変化の中で状況を感じ取り、他者と次の形をつくる実践
【複数の源流から学びます】
日本インプロアーツでは、現代インプロを形づくってきた複数の源流を大切にしています。
ヴァイオラ・スポーリンが発展させたシアターゲーム、キース・ジョンストンが探究したステータスや物語、デル・クローズにつながるアンサンブルやロングフォームなど、それぞれが育ててきた考え方と技術を、歴史や背景も含めて学びます。
それぞれの知恵を照らし合わせ、稽古、公演、ワークショップ、海外文献の研究を行き来しながら、参加する人や現場に合う形で届けていきます。
【講座は、参加するみなさんが主役です】
ファシリテーターは、参加者が遊びや学びに入りやすいように、ゲームの選び方、順番、難しさ、進め方を整えます。
まずやってみて、そこで起きたことを楽しみ、必要に応じて短く振り返りながら進みます。
すぐに反応が生まれる人も、少し時間をかけて受け取る人も、それぞれの入りやすいところから参加できます。参加者同士の関わりから、その日、そのメンバーだからこそ生まれる時間を一緒につくります。
【ストアカでひらいていく講座】
・初心者向けのオンライン体験講座
・対面で身体や空間も使うワークショップ
・繰り返し参加できる基礎講座
・舞台芸術としてのインプロを深める講座
・場づくりやファシリテーションに生かす講座
・チーム、リーダーシップ、組織開発につながる講座
・源流、歴史、人物、書籍を学ぶ講座
初心者向けの入口は、日本インプロアーツのアンバサダー「おかまゆ」が中心に担当します。
代表・全体監修のへちゃっぷりんは、基礎から深掘り、舞台芸術としての背景、源流研究、場づくりや組織への応用を扱います。
まずは一度、気軽に楽しみたい方も歓迎です。そこから、続けて遊ぶ、舞台表現を深める、人や場との関わりに生かすなど、それぞれの関心に合う学びへ進める講座体系を育てていきます。