人工知能(AI)の進化により、画像認識、音声アシスタントなど、できることが広がってきました。現在の人工知能は、大量のデータを学習することで、データの中に隠れた特徴を見つけ出し、データが表すものを分類・認識することができます。そんな複雑そうに見える人工知能も、基本的なしくみは思ったより単純です。
この講座では、Excel シート上に作った小さな人工知能を動かして、手書きのひらがな3文字を認識します。Excel シートでは計算の過程が見えるため、基本的なしくみの理解に役立ちます。人工知能を実現する手法はいろいろありますが、この講座では画像認識に最適な「畳み込みニューラル・ネットワーク」を使った深層学習(ディープ・ラーニング)について学びます。
<こんなことが理解できます>
・人工知能の基本的なしくみを理解できます。
・「人工知能が学習する」とはどういうことか、なぜ大量のデータが必要なのかを理解できます。
・これらを理解することで、人工知能に「できる」ことと「できない」ことを判断する力が身につきます。
(「人工知能が暴走して人類を支配する」といった無用な心配をせずにすみます!)
<こんな風に教えます>
本講座は、ビデオ会議ツールのZoomを使ったオンライン講座です。
次のようなワークと講義で分かりやすく教えます。
◆ワーク
・学習データとなる手書きのひらがな文字をいくつか作成します。
作成済みの学習データに加え、参加者独自の学習データを追加できます。
・作成した学習データを、Excel上の小さな人工知能に学習させます。
人工知能の学習には、Excel のアドインであるソルバーを使用します。
・学習した人工知能に、手書き入力したひらがなを認識させます。
ひらがなの形を少しずつ変えて、認識結果を確かめます。
◆講義
・人工知能について、基本的なしくみや発展の歴史をお話しします。
・人工知能、機械学習、深層学習(ディープ・ラーニング)、ニューラル・ネットワークなど、関連する項目について解説します。
・Excel 上の小さな人工知能が、どのように構成されているかを説明します。
※質問は随時受け付けます(Zoomのチャットを利用)。質疑応答では、参加者のマイクも利用できます。講師の一方的な説明にならないよう、参加者の皆さんと対話しながら進めます。
※ワークで使うExcelファイルは、開催日までにストアカのグループメッセージで送付します。
※ワークでは、最初にZoomでやり方を説明してから、Excelを操作して頂きます。画面が小さいなどで ZoomとExcelの同時に表示するのが難しい場合でも、ZoomとExcelを切り替えながらワークが可能です。
もし、2つの画面が使える場合は、一方でZoom、もう一方でExcelを表示して頂くと、切り替え不要で操作しやすくなります。また、オンライン受講にスマホなどを使う場合は、パソコンではExcelだけを使えるので、同様に切り替え不要です。
<受講に必要なもの>
★Zoomを使ったオンライン受講環境
(ご参考:
https://support.street-academy.com/hc/ja/categories/360002394019)
★Excel
(ソルバーが使える通常版Excel:下記の「Excel について」をご参照ください)
オンライン受講にパソコンを使う場合は、そのパソコンにExcel がインストールされていれば、OKです。
オンライン受講にスマホなどを使う場合は、別途Excel がインストールされたパソコンをご準備ください。
※Excel について
ワークでは、手書きの文字データを学習させる際に、Excel のアドインであるソルバーを使用します。
ソルバーが使えるのは、通常版のエクセル(Excel 2019, 2016, Office365など)です。
モバイル版(Android、iOS、一部のWindowsタブレットなど)のExcelでは、ソルバーが使えません。ご注意ください。
ソルバーが使えない場合は、手書き文字データの学習は試せませんが、学習済みのもので手書き文字の認識を試すことはできます。
ソルバーは、初期状態ではアクティブ(使用可能な状態)になっていない場合があります。アクティブにする方法は講座内でお伝えします。
<定員>
基本 6名
全く畑違いのバックグラウンドからの受講でしたが、最先端のAI 人工知能のこと、どのような現状にあるのか、わかるようになりました。
これまでにない視野が広がり、新しいことを知るのは、楽しかったです。続編も期待しております!