どうも、フリーランス研究家の黒田です。
今回のセミナーはいつもと少し雰囲気が違います。ビジネスやキャリアについて考える場ではあるのですが、切り口を変えています。
具体的には、アドラー心理学をベースに「逃げる」ことのメリットや有効な「逃げ方」について読み解いてみようと思っています。
「弱さ」「逃げ」とは何か。現代の社会形態を参照しながら、実体験に基いてお話します。そこから「人生の舵取り」という発想につなげて、具体的なキャリアの描き方についても整理していきます。
まだ整理しきれておらず説明が小難しい感じになってしまいました…。当日はもっとシンプルに話せるように練っておきます。
具体的には、長期的なキャリアの描き方、戦略的なコミュニティーの移行方法についてお話できればと思います。
====================
私たちは弱い生き物です。
自分で決めたことを続けられず、言い訳を見つけては自分を甘やかす。互いに傷つけあったり、それがイヤになって逃げ出したりもする。
でも、それで良いのです。私たちは弱さを克服するのではなく、弱いままでも生きていくことができます。
しかし、世の中はますます「自己責任」の雰囲気が色濃くなっていきます。まるで「自立せよ」と言わんばかりに。例えば働き方改革によって働き方は自由になっていきますが、その自由には責任が伴います。自由と責任はコインの裏表のようなもの。一億総活躍社会は、一億総自立社会とも言えるのかもしれません。
しかし、そうした生き方が全てでしょうか?たしかに、強く自立した生き方もいいでしょう。しかし、弱く依存した生き方も、それはそれで良いのだと思います。
私はその弱のおかげで、色々なものから逃げてきました。長時間労働、複雑な人間関係、過剰な責任。それらから逃げてきた結果、今はフリーランスとして毎日を楽しく生きています。仕事は経営者の相談役。年間30社の経営者に貢献しながら、週20時間労働をキープしています。シンプルな人間関係は私の人生の視界を晴らしてくれました。
そう、私は逃げ続けた結果、今の理想の生活を手にしたのです。ハンガリーのことわざにある「逃げるは恥だが役に立つ」とはよく言ったものです。強く耐え忍ぶ生き方をしていたとしたら、未だに私は長時間労働のサラリーマンをしていたことでしょう。
人間は弱い。そして、逃げることは役に立つのです。
ただし、単に無計画に逃げ惑っていたわけではありません。事前に計画を立て、逃げられるような準備をしていたのです。逃げ続けるだけでは、人生は前に進みません。発展的に逃げましょう。
そのためには常に依存先のカードを複数持っていることが必要です。依存先を会社1つにしてしまうと、それ以外の世界が見えなくなってしまう。だから、2つめ、3つめの依存先のカードを持っておくべきです。
具体的な依存先や、その見つけ方は当日お話したいと思います。依存先のカードをいくつも持っていると、1つがダメになっても逃げることができる。これが逃げながら「人生の舵取り」をする秘訣です。
■ イベント概要
日時:2017年11月16日(木)
19:00オープン
19:30開始
21:00終了
定員:30名
参加費:4000円
会場:サンクチュアリ出版1Fイベントホール
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷2-38-1
http://www.sanctuarybooks.jp/company/profile11.php交通案内
JR千駄ヶ谷駅より徒歩7分
都営地下鉄 大江戸線「国立競技場」駅 A4出口より徒歩7分
東京メトロ 副都心線「北参道」駅 出口2より徒歩5分