【先生必見】ベテラン新聞記者が進学校で教える「作文ことはじめ」

対面

中学・高校生がまず書くべき作文テーマは? 目からうろこの盲点を先生向けに徹底解説します。国語の授業にすぐに役立ち、作文嫌いを減らします

こんなことを学びます

●「何から書いたらいいのだろう」先生の悩みを解決

本講座は生徒向けではありません。授業で作文指導をしている中学・高校の先生のための講座です。実際に渋谷幕張高で作文を教えているベテラン新聞記者が、その授業を踏まえた実践的なノウハウを講義します。一言で言えば……

中学生、高校生に体系的に作文を指導するのに、まず何から始めるべきか。

「作文ことはじめ」の実践例の提案です。最新の授業公開など、ていねいに解説しますので、先生方がそのエッセンスを生かしてもらうための授業研究の機会にもなります。。

ただ、作文指導といっても、大学受験の小論文対策のノウハウではありません。この講座の目的は、これから体系的に作文スキルを積み上げていくうえでの「基本のキ」を生徒に示すことです。

それをきっかけに、文章表現力や構成力を磨き、社会に出てからも役立つような盤石な作文力へとつなげていってほしい。そんな願いを込めた実践例です。

具体的には「初学」の作文テーマ(お題)設定、それに基づく生徒への声かけや、授業展開の仕方を詳しく解説していきます。

●すぐに授業に生かせます

作文や文章表現の指導法は先生ごとに千差万別で、確立されていません。学習指導要領に基づく指導法のサンプルがあふれ、研究会では実践例も示されています。しかし、先生方はそれを授業に生かせているでしょうか。生徒の作文スキルが上がっていると実感できていますか。むしろ、「これでいいのだろうか」と迷い、試行錯誤をしている先生が多いのではないでしょうか。

この講座では、作文の最初の授業で「まずやるべきこと」を示し、初学の指導法の迷いをなくしてもらうことが目的です。講師の実践例を詳説しますので、生徒への配布資料を含めてそのまま授業に生かせます。やさしい内容なので、中学生にも転用できます。通年授業やまとまった授業なら、概ね1学期の最初の4時限を想定しています。

作文嫌いを少しでもなくそうとペラ一枚、200字の作文から始め、ハードルを低めに設定しています。

その狙いは何でしょうか。何を学んでもらうのでしょうか。

従来の中学・高校の論作文の指導では、生徒に書き方の順番(段落構成)を示すことがよくあります。起承転結やPREP法といったまとまりのある文章構成のことです。

ただ、生徒たちは、それについてこられていますか。小中と作文を学んできたはずの高校生も、時間を区切って書いてもらうと、息切れしてしまいます。書く内容がある程度定まっていたとしても、文章化ができず、固まってしまうことが多いのです。

大学合格実績のある校に通う生徒も同じです。

その要因として、文章展開を考える前段である「描写力」が十分備わっていないことが挙げられます。総じて読書量が足りないこともその一因でしょう。いきなり、文構成を指導されても、その前段でもたついてしまうのです。

そこで、この講座では、結論や理由を整然と並べるパラグラフライティングなどの文章構成を教える前に、まず磨いておきたい「描写力」にスポットを当てます。
ます。

●作文指導の迷いを解消

「見たこと、聞いたこと、体験したこと」。それをどのように的確に文章化していくか。これこそ作文の根本であり、新聞記者の新人教育でも重視されています。経験上、それがなければ、文章表現力は積み上がりません。

具体的にはどういうことでしょうか。難しいことではありません。

まず、前提として作文には一つの正解がありません。正解は無数にあります。春の情景を描きなさいと生徒に言うと「公園の桜が咲いていた」と書きます。もちろん、正解です。それをどのようにして、「よりよい正解」にもっていけるか。公園の桜だったらこうも書けるでしょう。

「厚手のコートを脱いで公園に入ると、桜の花びらが宙を舞い、ベンチの上をピンク色に染めていた」

その光景が映像のように目の前に広がります。つまり、文章表現の「基本のキ」は描写力なのです。実感としてそれが、中学・高校生に欠けています。

作文の正解をよりよい正解に近づける。自分にしか書けないオリジナリティーのある作文にする。それにスポットを当てて、作文の初学者がまず学ぶべき描写力の指導法を示していきます。

●おことわり(特記事項)

当初は広い地域の先生方に参加してもらうため、コロナ禍以降、主流となったオンライン講義を検討していました。ただ、教室配布レジュメや講評用の作文などオンライン配布できないデリケートな資料があるため、クローズな少人数の対面講義にさせていただきました。

その分、少人数のメリットを生かし、オンラインでは得られない、ごく緩やかな情報交換の場を形成していけたらとも考えています。一方で、中長期的には、プライバシー面をクリアできたなら、オンライン授業を導入しようとも思っています。

なお、本講座は、法人としての毎日新聞社、渋谷教育学園とは関係ありません。
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開催日程がありません

開催予定エリア築地・豊洲

価格(税込)¥4,500

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対面受講日程

開催日程はありません。

対面受講料に含まれるもの

資料代、会場費、軽食代

この講座の先生

毎日新聞 首都圏版編集長 渋谷幕張高講師(国語科)

まえだ・たけお 1988年毎日新聞に入社し記者歴35年、うち報道デスク歴15年。千葉支局を振り出しに、東京・大阪社会部で事件事故、自然災害、教育、環境、内政などを主に担当。オウム真理教事件、ペルー・日本大使公邸占拠事件、北朝鮮による拉致事件、東日本大震災など平成の大ニュースの現場はほぼすべて踏んでいる。

さいたま支局次長(デスク)、静岡支局長、航空部長、編集委員など歴任。特に新人記者の教育経験が多く、育てた多くの記者が国内外で活躍している。入社試験の面接や論作文の採点も担当した。

現在は東京本社・首都圏版編集長(キャリアスタッフ)として...
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当日の流れとタイムスケジュール

<所要時間>
120分程度(休憩10分)+質疑応答&意見交換(適宜)
<当日の講義の流れ>
10分 自己紹介 生徒の作文スキルの今と指導の方向性
15分 生徒に示す作文鉄則十カ条(推敲の仕方など)
20分  描写を鍛えるテーマ1とその狙い
15分  指導のポイントとアウトプットの講評
~コーヒーブレイク~
10分 描写を鍛えるテーマ2とその狙い
20分 指導のポイントとアウトプットの講評
20分 講義を踏まえた、作文力を上げる年間の授業展開
※受講者のお立場に合わせて、授業内容を変更することがあります

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こんな方を対象としています

▽授業で作文指導をしている中学・高校の国語の先生、メールやSNSなどを扱う高校の情報科の先生
▽ライティングの指導をしているジャーナリスト、作家、プロライター
▽国語の教員志望の大学生、社会人
▽国語(文章表現)のカリキュラムを立案している文科省、教委の担当者
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受講する際は以下をお読み下さい

会場には専用のWi-Fiがあるため、スマホかパソコンが使えます。筆記具とともに、可能ならば、ご用意ください。
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※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

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