関東自然散策講座「首都圏生きものめぐり」

　横浜市にある里山ガーデンと四季の森公園という2つの隣り合う公園を歩き、そこに暮らす昆虫や鳥などを探す散策イベントを開催いたします。

　2017年に開催された全国都市緑化よこはまフェアの際に、新しくつくられた里山ガーデン。開会時に高い人気を博したことから、翌年以降も毎年春と秋に期間限定でオープンされ、それぞれの季節の花を大パノラマで楽しめる横浜市屈指のフラワースポットとなっています。本講座でも、2021年4月の記念すべき第1回で案内させていただきましたが、秋開催の今回は見られる植物もガラリと変わります。約10,000㎡におよぶ大花壇では、ジニア、ペンタス、センニチコウなどを軸とした約100品種・25万株の植物が見頃を迎えます。もちろん人が見て楽しむガーデンではありますが、花の蜜や花粉を求めて、秋の開催時には春以上に多種多様な昆虫が訪れます。

　一方で、里山ガーデンと隣り合っている県立四季の森公園は、起伏のある谷戸に水と緑の風景が広がる、いかにも“里山”らしい雰囲気の自然公園。樹林や草原が中心となっているため、見られる動植物も大きく異なります。花の多い里山ガーデンと比べるとチョウやハチを見る機会は少ないですが、コオロギやバッタなどの草原を好む昆虫はこちらに集中しているようです。池ではカワセミもよく見られ、季節を問わずカメラマンが集まります。より自然を体感したい方にはピッタリと言えるでしょう。

　隣でありながらまったく環境の異なる、大都市 横浜の2つの里山。1日で両方歩くからこそ見えてくるおもしろさがあるはずです。


＜開催日時＞
2022年9月25日（日） 9：30～15：30

＜行先＞
里山ガーデン（神奈川県横浜市緑区）
県立四季の森公園（同上）

＜持ち物＞
歩きやすい靴と服装、飲み物（1ℓくらいあれば安心）、
帽子、雨具、レジャーシート、
チャージされたSuicaかPASMO、タオル、
お手拭き、昼食、カメラ（あれば）

＜定員＞
最大10名