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私は作家を仕事にしています。
朝日新聞社で記者をつとめた時代に、文章の書き方を徹底的に勉強しました。その後ノンフィクション作家、ジャーナリスト、そして小説家として仕事を続けてきました。
そこで得たノウハウをストアカ教室の講師として皆様に提供しようと考えました。
書くことにウンウンとうなりながら「ああ、書けない」とか「書いたけれど自信がない」とか「そもそも書き始められない」とか、様々な経験を私もしてきました。
「書けない」苦しみからは、もうサヨナラしましょう。
「分かりやすい」「読みやすい」「共感できる」と思っていただける文章を書けるように...
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書く、考えるを同時に処理しない方法をお話します。
考えるにスポットを当てて、創作の内容を考えるノウハウを練習していただきます。
10分「書くことと考えることはどう違うのか」坐講
30分「思考の整理の実践編」ワークショップ
30分「考えたことを、書いてみる」
20分「浮かび上がった課題」について、どう処理するべきか相談とアドバイス
20分「次回へ向けての相談」
10分「質疑応答」
あなたの作品を拝見しながら、講義を進めます。
世間に認められる作品に仕上げるためには、現代性を分析してから書く必要があります。自分が書きたい世界を守りながら、共感をも得るためにはどういうテーマとモチーフを選ぶのか、創り上げるのか。どう書いたら良いのか。そのお話をします。
10分「創作物のストーリーと、現代人の受け止め方」坐講
20分「では、何を書くか」の絞り込みのワークショップ
10分「絞りこんだものを、どう書くか」のアドバイス
30分「実際に創作文を書いてみる」ワークショップ
20分「浮かび上がった課題」について、どう処理するべきか相談とアドバイス
20分「次回へ向けての相談」
10分「質疑応答」
「起承転結」は、有名な構成法ですが、正しく使いこなしている人は少ないようです。また「起承転結」だけが創作作品の構成法とは限りません。
物語をどのように構成して、展開させれば多くの人から読まれる作品になるのか、一緒に考えて参りましょう。
20分「起承転結」「序破急」「prep」などの型を理解する・坐講
40分「構成台本(作品の設計図)を作る」ワークショップ
30分「浮かび上がった課題」について、どう処理するべきか相談とアドバイス
20分「次回へ向けての相談」
10分「質疑応答」
構成を成り立たせているのは、段落の集合です。
段落を成り立たせているのが構文です。
一文をどう書くべきか。その一文から次の一文へと、どう書きつなげていくのか、一緒に学びましょう。
10分「文法はルールではなく、作家にとっての武器である」座学
30分「正攻法の文法と、変化球としての文法」ワークショップ
30分「文法から、自分の文体を編み出すノウハウ」ワークショップ
30分「浮かび上がった課題」について、どう処理するべきか相談とアドバイス
10分「次回へ向けての相談」
10分「質疑応答」
創作作品には物語だけが描かれているのではありません。
世界観、筆者の価値観、人物(キャラクター)、時代背景、時代の価値観。そうした複合的なものによって、1つの世界が描かれるのが小説をはじめとした創作作品です。
では、どのようにして1つの世界を書き上げていくのか。そのテクニックを一緒に学びましょう。
10分「一人称と三人称をどう使い分けるか」座学
40分「情景、状況、対象を必ず描く」ワークショップ
10分「主人公と脇役、キャラクターとは何か」座学
20分「主人公には、動機を持たせる」ワークショップ
20分「主人公には、枷を与える」ワークショップ
10分「浮かび上がった課題」について、どう処理するべきか相談とアドバイス
5分「次回へ向けての相談」
5分「質疑応答」
物語は基本的には、時間の流れに沿って進んでいきます。
多くの場合は、人物を行動させる描写によって、物語を先へ進める書き方をします。
しかし時間軸を進展させるのは、状況であったり、環境の変化であったり、舞台の転換であったりします。
その仕組みとノウハウを学びましょう。
ラストシーンをどう決着させるかも、時間軸、空間軸、対象、心理、象徴の要素で成り立ちます。
その理由とノウハウを学びましょう。
10分「行動ではなく、状況で動かす描写の方法」座学
30分「状況を描きながら物語を進める」ワークショップ
30分「伏線の張り方と回収の仕方」ワークショップ
10分「会話体の効果的な描き方」ワークショップ
10分「浮かび上がった課題」について、どう処理するべきか相談とアドバイス
10分「次回へ向けての相談」
10分「質疑応答」
創作作品の文体は、作家然とした個性的で文学表現あふれる文体で書かなくてはならないと考えがちです。
作家独自の語り口調は、憧れの作家や売れている作家の模倣からでは生み出されません。
作家の変化球の文体に目を奪われては、自分の文体は生み出せません。
変化球だけで勝てる投手はいません。
直球が丁寧に投げられてこそ、変化球を混ぜる投球ができるのです。
基本の直球文体を書き続けるうちに、自分の内側からどうしても表現として現れてくるのが、あなたの文体です。
直球文体の投げ方、つまりは書き方をトレーニングいたしましょう。
30分「単文から作り上げる文体」ワークショップ
30分「直喩、暗喩、転喩、倒置、列叙などのレトリック」ワークショップ
30分「素直に書くことの効果の大きさ」坐講&ワークショップ
30分「座談で浮かび上がった課題への対処」
小説の展開、つまりは構成を読者にスムースに読んでもらうためのテクニックをお伝えします。構成がしっかりと築けていれば、たいていの小説は読んでいて、ストレスを感じません。もしもストレスを感じさせるとすれば、それは文体で解決がつきます。
単文で描き上げる文体に、レトリック(修辞法)をどうからめるか。どのようにしてオリジナリティのある小説に仕上げるかを学んでいきましょう。
30分「ストーリーを意識した文体をどう作り上げるか」ワークショップ
30分「ここぞで駆使するレトリック」ワークショップ
30分「文体における音楽性と視覚性」坐講&ワークショップ
30分「座談で浮かび上がった課題への対処」
書き上げた小説を読み直して、よりブラッシュアップをかけることは大切です。
ただ漫然と、自分の感覚に任せて、書き直しをするのは得策ではありません。
いつまでも、最終稿に仕上げることができなくなってしまいます。
磨き上げのチェックポイントにはルールがあります。
そのルールを守りながら、原稿をチェックしていきましょう。
30分「文学賞の審査員は、どこをチェックするのか」ワークショップ
30分「読者(審査員)に伝わる文章とは、どういうものか」ワークショップ
30分「構成を崩さずに、レトリックにとらわれずに、作品を仕上げる」坐講&ワークショップ
30分「座談で浮かび上がった課題への対処」
書き上げた作品、あるいはこれからも書き続ける作品をどこに発表するか、どのようにして多くの人たちに読んでもらうかをフィナーレといたしましょう。
これからも書き続けるためには、客観的自己評価が道しるべとなります。
客観的自己評価のやり方についてお話して、この講座を結びたいと存じます。
20分「文学賞とは何か」坐講
40分「作品の講評」坐講
20分「審査員はどこを読み込むか」坐講
20分「客観的自己評価のやり方」ワークショップ
20分「質疑応答」「座談」