永遠の巨匠セゴビアに直接レッスンをうけたギタリスト
ギター上達に欠かせないのは練習であることは間違いありません。しかし、どんなに一生懸命やったとしても「基礎的な考え方=ベース」が間違っていると練習の成果はあがりません。
そのベースとは「練習がストレスフリーであること」です。
私たちは、ふだんの生活でも身体は無駄でストレスフルな動きをしているのものです(例えばオフィスワークをつづけると肩が凝るといった結果になります)が、リアルタイムで気づくことは中々ありません。そういった無意識にやってる無駄を「気づくことで」外していくなか、「ストレスフリー」になっていくなか、ギター演奏に根本的な変化が現れてきます。
「ストレスフリーの練習」が週間づくと、「身体が楽で」「短時間で」効果があがります。練習がから周りすることなく、はっきり結果に繋がってくるといった感じでしょうか。
「ストレスフリーの練習」のベースにあるテクニックの要になるのは「重力を使って弾く」ことです。なにも考えずに(感じることをおろそかにして)練習をしてしまうと、少しでも難しい部分になると、身体は身構えて「緊張」します。つまり筋肉が自動的に動員される、ということ。この反応は思っているより、根深く、どんなに簡単に思えるところでも必要以上なエネルギが使われてるのが普通です。
私が伝えたいのはこの「筋肉運動による演奏」を誰もが平等に持っていて、しかも無限のエネルギである「重力を使っての演奏」にとって代わらせるというアイディアとその方法なのです。
かんたんな例をあげれば、左手で弦を押さえるとき「握っていたり」、右手で弾弦するとき「押し込んでいる」といったほとんど自動的起こる反応を、左手だったら「ぶら下がる」、右手だったら「落とす」といった動作に変化させようというものです。
ストレスフリーな練習を重ねていくと、緊張の度合いに対するセンスが高まっていきます。そうするとさらに微妙な「緊張の差異」に気づき「もっと力を使わなくても済む」道が見えてきます。この道はゴールはありませんが、決して悲観的な感じではなく「まだできるのか!」という驚きに満ちた発見の旅です。ここがこのアイディアと方法の最大の醍醐味でもあります。
おまけに他の感覚も冴えてきます。おそらく身体にできた余裕から生まれてくると思われますが、とくに演奏で大事な感覚である聴覚は筋肉で弾いていた時よりもずっと敏感になり、いろいろな音が感知されてきます。そのことは即演奏のきめこまやかさに繋がります。
筋肉がゆるむことで、筋肉はもっている瞬発性をいかんなく発揮することができて、絶妙なコントロールが可能になります。これもストレスフリーな練習が生み出す実感しやすい結果です。
全般的に言えることは、自分の感覚を信じることができるようになるということです。先生にべったりという依存性の高いレッスンからも離れられて、より自分本位のクリエイティブなレッスンも練習もできる道が見つかっていきます。
そうなってこそ上達の道は開かれていきます。レッスンは上達に欠かせません。音楽を白紙から独学するのは無理だからです。しかしレッスンを受けていても、そうでなくても「独学の精神」は上達に不可欠です。なんでも先生のいう通りにしていけば上手になるものではありません。なによりも大事なのは自分の工夫。
そのためには自分を信じれることが第一です。
信用できるようなった、みずからの身体に問いかけることで、なにか答えや、すぐに出てくる答えではなくてもそこに確実な充実感、音楽する喜びがあることとおもいます。
独学こそ上達のコツ! です!
永遠の巨匠セゴビアに直接レッスンをうけたギタリスト