養成所には行ったけれど、仕事に繋がらない、オーディションで勝てない。
そんな方の適性適役(ニンといいます)を見極め、勝負できる特性を伸ばし、勝負すべきジャンルを見つける演劇ワークショップです。
とにかく実戦で使える演技力を身に付けることを目的とし、有観客での本番までを含んだ内容となります。
オーディションを通過できないのには決定的な理由があります。
養成所で基礎を学んでいるとしたら、勝てない理由は演技力ではありません。
本WSでは、ハリウッド式のシナリオ構成をWSそのものに取り入れます。原因は、
「埋もれてしまっている」
これに尽きます。
同じくらいのキャリア・実績で、同じくらいにできる人はたくさんいます。その横並びから抜きんでるためには、相手のフィールドで戦うのではく、自分のフィールド=これは負けないというピンポイントに具体的な役で戦うことが必要です。
重要なのは、「ピンポイントで」というところです。
ありがちな失敗は、「少年が得意」「大人の女性が得意」と言ってしまう例です。それではアバウト過ぎるのです。
「11歳で、左膝にニワトリにつつかれた傷と自転車で転んだときの擦り跡がある中部地方の男の子なら負けません」
と言ったらどでしょうか。
そんな役がうまいことあるわけがない、と思ってはいけません。そう言われたら、まず「それ演ってみて」と言われます。そこで実演して特性をアピールするのです。
そのためには、自分の勝負できるポイントを見つけ、伸ばすことが必須となるのですが、これが自分で見るけるとなると難しいのです。自己認識と他人の評価はなかなか一致しないものです。
だから現役演出家がピンポイントであなたの適役を指摘し、そこを伸ばすための、個人に寄り添った指導を行います。
また、脚本読解能力の必要性もよく言われることですが、作家・演出家には「ここはこういうふうに演って欲しい」という思いが最初にあります。そこを突いてあげれば正解、というのが読解能力の中身です。
そこで本WSは、受講者に異郷訪問譚(行って帰ってくる物語話型)の主人公になってもらい、WSという異世界を冒険し、成長して帰還する構成を取ります。これにより、日頃から台本の構成を意識した読み方を身に付けることができ、現場において自分の役割を即座に認識し、やるべきことが明確化されるようになります。