遺言書なんて自分には関係ないと思う人向けの遺言書教室

・遺言書についての基礎知識
・遺言書クイズ
・遺言書を書いてみようのコーナー
・遺言・相続にまつわるお笑いのネタ
・遺言書のついての質問コーナー


「何故私が遺言書の大切さをお伝えしたいのか？」

私が大学生４年生の時に母方の祖母が亡くなりました。
私が生まれた時には、父方の祖父母と母方の祖父は既に亡くなっていて、母方の祖母だけが、おばあちゃんという存在でした。
祖母は非常に優しく、私が幼い時から一緒に散歩に行ってくれたり、小学生の時は毎年家族と祖母で一緒に夏に旅行に行きました。
私が大学２年生からお笑いの養成所に通うと、お笑いライブも見に来たいと電話をかけてきてくれるほど私のことを気にかけてくれる祖母でした。

これは、祖母亡き後に分かったことなのですが、私の祖父は前妻を亡くしてから、祖母と結婚していて、祖母は後妻ということもあり、前妻の子供達との関係が良好ではなく、隣に住んでいながらも、仲が良くなかったそうです。私は幼い頃は、ただのお隣の家の人だと思っていました。
お通夜と葬式は葬儀場で行ったのですが、親族はもちろん集まったのですが、祖母の家の隣の家に住んでいる前妻の子供達は現れませんでした。

祖母が亡くなってから、芸事に夢中で祖母のことは頭の中から消え、しばらくはお墓詣りに行けていなかったので、これではよくないなと思い、親にお墓の場所を聞いて、1人でお墓詣りに行くと、祖母のお墓には祖母の名前しか書いてありませんでした。
何故、祖父や他の人は入っていないのか親に聞くと、本来であれば祖父と同じ墓に入る予定でしたが、前妻の子供達などに反対され、祖父と同じお墓に入れなかったので、新しく墓を建てたということが分かりました。
小さい頃によくしてくれた祖母のこういった事情も知らず、自分のことばかりに夢中になっていた自分の姿勢を悔いて、祖母があまりにも不憫でならないと思い、相続の分野に興味が湧き、調べていくうちに、もし祖父が遺言書で「どうか親子仲良く暮らしていってほしい、祖母を私の家の墓に入れてやってほしい」など前妻の子供達と祖母の仲を取り持つような言葉を残しておいてくれていれば、同じお墓に入ることができた可能性もあることを知りました。
これをきっかけに相続の難しさや遺言書の大切さを学び、皆さんも遺言書の知識を知ってほしいと思い、この講座を始めました。


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