前カイロ大学教授直伝、世界を動かす『伝える術』の極意 第一話

対面

人前で自分の考えを主張し、多くの人を説得できるスキルを身につけましょう。前カイロ大学教授が日本語スピーチの極意を直伝します。

こんなことを学びます

「日本の知識人は主張しない、奇妙な人たち」―これは、先進国のインテリ層に共通する冷ややかな認識です。しかし彼らは、日本古来の「利口」という言葉が、かつては「達意の弁論家」を指す最高級の褒め言葉であったことを知りません。日本にも、言葉の力を信じ、巧みに操る「利口」が尊ばれた時代があったのです。もしや、あなたもその伝統を忘れてはいませんか?
「正論を言っているのに誰も聴いてくれない」「SNSの扇動や目先のデマに、周りが振り回されているように感じる」「自分の言葉に教養が足りないと言われた」…混迷の時代と言われる現代、何かを言おうとする時に必要なのは言葉の重みです。それは小手先のテクニックだけで解決できる問題ではありません。情報の濁流の中で自分を見失わず、他者の心に深く突き刺さる言葉を発信するには、自分の中に揺るぎない「知の重心」を持つ必要があります。
本講座では、前カイロ大学教授として20年以上、世界の指導者候補生たちに「日本語による主張の技術」を叩き込んできた講師が、その極意を直伝します。さあ、私と一緒に「利口」を、日本の知的な伝統を復活させてみませんか。
私・菊地真はこれまで二十年以上にわたり、北京理工大学、米国カンザス州立大学はじめ欧州、台湾、韓国、トルコなど世界中の名門大学で教壇に立ち、最近までカイロ大学文学部教授でした。そこで各国の次世代リーダーたちに「日本語でのスピーチ」を指導し続けてきました。
私が一貫して伝えてきたのは、「美しい花(アウトプット=表現)にはしっかりした根(インプット=思想)がある」という真理です。本講座は、『楚辞』『韓非子』といった漢籍、『大鏡』『愚管抄』など日本古典さらには欧米の社会思想の古典を読み、デマに屈しない情報リテラシーと、世界を動かす表現力を同時に磨き上げます。このことを理解いただける真の文化人の皆様をお迎えする、表現力養成サロンです。
「えっ、古典が現代プレゼンテーションにとって最強の武器になるの?」と思われた方も多いでしょう。古典は現代の生産活動に資するから古典なので(菊地真「「古典教育の現代的意義―不易流行―」『AJALT』44参照」)、あなたのプレゼン力を増すことができてこそ古典なのです。学校教師は「古典が時代と地域を越え、人と社会の本質を見抜いているから我慢して学べ」というが、そうではない。何が古典か、最終的に決めるのは現代に生きるあなた。懸命にプレゼン力を磨こうとしているあなたです。でも私・菊地はあなたに必要な「古典」を知っています。では、そのさわりをご覧いただきましょう:
-『楚辞』に学ぶ孤高: 逆境におけるレジリエンスと、魂を揺さぶる叙情的な訴求力。
-『韓非子』に学ぶ組織掌握術: 冷徹な人間洞察と、反対勢力をも動かし、組織掌握する説得術。
-『大鏡』に学ぶ日本的リーダー像:時間を超えた、「選ばれる権力者」の評価基準を抉り出す。
-『愚管抄』に学ぶ歴史の審判: 権力変遷を鳥瞰し、時代を見抜くリテラシーと、大局的ビジョン。
本物の文化人を目指す皆さんにとって、ここて゛学ぶことは、単なる知識ではなく、自らの言葉に重みを持たせる人格の基盤ともなるでしょう。「ことばの重み」とは、こういうことをいうのです。
本講座は、特定期間の拘束を嫌う多忙な方に合わせ、「いつからでも、一回からでも参加できる」システムを採用しています。つまり各回で一つの古典・一箇所の重要箇所を深く掘り下げ、その日のうちにスピーチ技術として昇華させます。継続して参加することで、たとえば『韓非子』のリアリズムと『楚辞』の理想主義が自分の中で統合され、スピーチの引き出しが多層的に積み重なります。また漢籍の激しい思想と、日本の一見優雅で実は鋭い政治批評を共に学ぶことで、日本独自の文脈に即した「最高峰の伝え方」が身につきます。
この講座の二部構成:思考の深化と表現技法の練磨
【前半】インプット術:古典の講読と解説(45分)
私・菊地が世界各地の大学の教壇経験で培った多角的な視点を交え、古典文献を現代のリーダーシップに引き寄せて解説します。一見難解な原文から、現代のスピーチやプレゼンに転用可能な「キーフレーズ」と「思考の型」を抽出。そしてデマや扇動の構造を、歴史的な権力闘争や思想の変遷から見抜く、つまり古典を通してリテラシー習得を目指します。
 【後半】アウトプット術:世界標準のブレゼン力をみがく(45分)
前半で得た「知恵」を燃料に、実戦的なスピーチ訓練を行います。私・菊地がユーラシア・アフリカ・アメリカを指導してきた日本語プレゼン原稿の作り方とスピーチ術を伝授。
参加者みなさんには、テーマに沿ったスピーチ実践の場を提供します。皆さんのスピーチを、プロの視点で丁寧に講評。実践演習ならではの、みなさんの設定するそれぞれの現場に即したスピーチの構成や言葉などを指導します。
授業修了後も講評に沿って修正したスピーチ原稿の再コメントを求めることができます

今後の講読予定(ラインナップ例)※各回独立しており、興味のある回のみの受講も可能です。
【楚辞】信念を貫く言葉: 孤独を恐れず、高潔な志で聴衆を惹きつける。
【韓非子】組織を動かす理: 感情に流されず、法と術で納得を勝ち取る。
【大鏡】権力の実態を見抜く眼: 栄枯盛衰の歴史の陰でつけられた「権力者の成績表」を知る。
【愚管抄】道理を語る力: 混乱する世論の中で、唯一無二の「道理(ロゴス)」を打ち立てる。
【論語・孟子】徳と義のプレゼン: 信頼(エトス)を土台にした、王道のリーダーシップ。

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希望の日程で調整できます

現在開催日程はありませんが、開催リクエストを送ることで希望の日時で講座開催を相談できます。

開催予定エリア浅草・上野

価格(税込)¥4,500

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対面受講日程

価格(税込)¥4,500
場所浅草・上野

対面受講料に含まれるもの

参加費4500円には当日レッスン代、修正稿コメント代、教材費、教室使用料が含まれます。
お支払いは事前振込でも当日現金でもけっこうです。お振り込みを希望の方は菊地にご一報ください。

この講座の先生

カイロ大学前教授 文学博士(早稲田大学)

1959年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。文学博士。日本古典文学専攻。1早稲田大学文学部講師~(米国)カンザス州立大学文学部講師~北京理工大学外国語学部外国専家を経て、カイロ大学文学部教授兼(エジプト)アインシャムス大学言語学部客員教授(2023年まで)997年史上最年少学年で日本文学研究者新人賞・窪田空穂賞を受賞。2020年(エジプト)アレクサンドリア図書館二千三百年の歴史上初の日本書として自著を寄贈。2021年及び2024年、アラブ経済連合・環境学会よりエジプト日本研究功労者に選ばれる。主な著書に『天神さまの起源』(勉誠... +続きを読む

当日の流れとタイムスケジュール

1.インプット術養成(45分)
 社会思想に関する文献を取り上げ、現代語訳はもちろん、作者、時代背景、用語、読みどころについてわかりやすく説明します。説明の途中でも、どんどん質問してください。この解説で①古典の意味と意義がわかる ②この作者がどのようにしてこの文献を作ったかを知る ③参加者のみなさんが、この文献と類似のテーマでスピーチできるようになる ことを目標とします。

2.アウトプット術養成(45分)
 最初に「テーマ」について講師が説明します。次にその「テーマ」に関連する一般的なスピーチ原稿作成と、ヒントをお話しします。(10分)
 みなさんでスピーチし講評し合います(25分)
最後に講師が総評します。(10分)

3.フィードバック(1回)
 講評に沿って修正したスピーチ原稿の再コメントを求めることができます。(一週間以内)
講座修了から一週間以内にあなたのスピーチ修正稿を講師に送ります。(他人のスピーチ稿は不可)→講師は2日以内にコメントを返します。

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こんな方を対象としています

PTAやマンション集会や各種ビジネスシーンでのプレゼン、勉強会・研究会での発表などの小人数向けから、講演者、市民運動、各選挙演説のような大人数向けのスピーチをする方。
スピーチの「質」をどう設定するかは、相手人数とは関係ありません。たとえばTV出演などでは相手がカメラでも、論理的構成を持った、適切な用語でのスピーチが求められるように。

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受講する際は以下をお読み下さい

講座のテーマはあらかじめ公開しておきますので、そのテーマで参加者の皆さんに、5分程度(約五百字)のスピーチ原稿を用意してきてください。
講座前半はインプット術養成タイム。社会思想の古典と言われる文献を講読することで情報リテラシーを学ぶのは、東洋の王道です。どの文献を読むかは、参加者のみなさんの希望も取り入れていきたいと考えています。
参考書は自由国民社『現代用語の基礎知識』と、明治書院『楚辞』(新書漢文体系23)

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※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

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