8回コース講座 短編脚本で学ぶ演技セッション ─ 全8回コース ─

対面

生きた芝居のつくり方 ─ 感情を“待たずに”動かす演技トレーニング ─

こんなことを学びます

この講座はグループレッスンですが、一人ひとりの性格や思考の癖に合わせた働きかけを行うため、マンツーマンに近い精度で変化を実感できます。

私は「感情を掘り起こして表現するような指導」はしません。
感情は“起こす”ものではなく、“条件が整えば勝手に立ち上がる”ものだからです。
この講座では、その条件――姿勢・距離・目的・状況など――を整理し、「感情が動く構造」を再現できるようにすることを目指します。


【なぜ、演技を教えるのか】

私は俳優として演出家や演技塾の講師から「もっと感情を開放して」や「動きたくなってから動いて」という指導を受けてきました。
けれど、その度に「開放ってどうやるの?」「動きたくなかったらずっと止まってていいの?」そんな疑問を抱き、結局そちらに思考が囚われて、どう動いていいのか、何を表現すればいいのか、まったく分かりませんでした。

私自身は演技が上手いわけでも有名な俳優でもありませんが、今の私は、演出家として俳優たちに「どうすれば観ている観客に気持ちが伝わるか」ということを十分に理解しています。それは俳優の感情よりは、動きです。人の内面を表現するのは表情や行動と言った身体的な表現に繋がるからです。つまり、感情を操作するよりも、その構造を見抜き、教えることで、視覚的に観客へ気持ちを伝えることが演技に繋がると思っています。

俳優は「感情を感じよう」とするより、「条件を整えて待つ」ほうがずっと自由になれる。
この講座は、その自由の手前にある「再現できる技術」を学ぶ場所です。

【この講座で身につくこと】

● 条件を操作して、感情を再現できるようになる
「どうすればその感情になるか」を再現可能にする技術を身につけます。
気分ではなく構造で感情を動かせるようになります。

● 相手の変化を観察して、演技を更新できる
台詞を言うよりも前に、相手の呼吸や動きを観察する力が育ちます。
その場で反応しながら芝居を“生き直す”ことができるようになります。

● 台詞が“意味のある言葉”として出る
「なぜこの言葉を言うのか」が身体で理解できるため、
台詞が暗記ではなく行動の結果として出てくるようになります。

● 場面に変化を生み出す力がつく
同じ感情を維持するのではなく、状況の変化を自分でデザインできるようになります。
観客を引き込む“流れのある芝居”を作れるようになります。

● 緊張した場面でも、自分をリセットできる
感情に飲まれず、身体の支点を取り戻して冷静に戻れる力が身につきます。

【この講座を学ぶ意味】

● 演技は「感情を出すこと」ではなく、「状況に反応すること」
セリフを上手に言うよりも、「何に反応しているのか」を明確にすることを大切にします。

● 感情は意識ではなく、構造で起こす
呼吸や姿勢、視線、目的と障害――これらを操作すれば感情は自然に生まれます。
理屈ではなく「再現性のある仕組み」として学びます。

● 現場に通じるリアルな稽古
講師オリジナルの短編脚本を使用し、現場さながらの状況で
“感情が生まれる瞬間”を分析・再現していきます。

● 個性を殺さず、構造の中で生かす
「上手く見せる」のではなく、「自分の反応を正確に扱う」。
あなたの中の“癖やズレ”を魅力に変える稽古です。
続きを読む

希望の日程で調整できます

現在開催日程はありませんが、開催リクエストを送ることで希望の日時で講座開催を相談できます。

開催予定エリア浅草・上野

価格(税込)¥79,800(¥9,975 × 8 回)

受けたい
1人が受けたい登録しています

対面受講日程

価格(税込)¥79,800
場所浅草・上野

対面受講料に含まれるもの

受講料にはレッスン代、教材費、場所代が含まれます。

この講座の先生

時代劇専門劇団「あとみよそわか」主宰者

はじめまして。ワークショップ講師の鵺(ぬえ)です。演劇歴は幼少期からあり、現在は舞台での脚本・演出・出演を手がけている傍ら、埼玉県のカルチャーセンターにて子供向け演劇教室「ちいさな演劇たいけん教室」を26年4月から開講予定です。

2023年、時代劇ワークショップへ参加したことをきっかけに、現代劇では味わえない「粋さ」「人情」「べらんめぇ口調」といった江戸時代の魅力に強く惹かれました。未経験者歓迎の場が少ないことを知り、自主的に劇団を立ち上げ、「飽きるまでとことん」やりたいという思いを抱いています。

カリキュラム

  • 第1回 <第1回 観察と構造分析 ―「自分をみつめる」特性を知る>

    開始〜10分:オリエンテーション。講座の目的と進め方を共有。
    10分〜25分:性格診断テストを実施。自分の反応傾向を把握。
    25分〜55分:自分の特性を知り、自分に合った稽古や演技レッスンを知る。
    55分〜75分:性格傾向の分解ワーク。どうすれば自分だけの演技を身に着けられるか。
    75分〜95分:他の演技レッスンにはない自分にしかできない表現を考える。
    95分〜115分:グループ分析。「どんな条件で“自分”は活きるのか」を整理。
    115分〜120分:まとめ。

  • 第2回 <第2回 動きが感情を作る ― 構造的インプロ>

    開始〜10分:ウォームアップと前回の振り返り。
    10分〜25分:性格分析の傾向共有(講師よりタイプ別フィードバック)。
    25分〜45分:重心・向き・距離のワーク。関係性を動きで変化させる。
    45分〜65分:「状況が動かす」ミニ即興①(例:伝えたいけど言えない)。
    65分〜85分:構造を変えて再挑戦(距離・位置・目的を変更)。
    85分〜105分:比較と分析。どの構造で感情が立ち上がったかを全員で確認。
    105分〜120分:まとめ。

  • 第3回 <第3回 衝動のスイッチ ― 行動が生まれる瞬間をつかむ>

    開始〜10分:導入。
    10分〜25分:講師デモ。衝動を止めた演技と止めない演技の比較。
    25分〜45分:トリガーワーク。「見たい」「言いたい」「触れたい」から行動を作る。
    45分〜65分:「衝動→行動→結果」を短い状況で再現。
    65分〜85分:「同じ台詞・違う衝動」でペア演技。
    85分〜105分:観察とフィードバック。何が“動かした”のかを全員で分析。
    105分〜120分:まとめ。

  • 第4回 <第4回 相手が変える演技 ― 共鳴とズレの構造>

    開始〜10分:ウォームアップ。
    10分〜25分:反応の質を観るペアワーク。相手の一動作で動きを変える。
    25分〜45分:「ズレを利用する」ワーク。わざとタイミングをずらして反応。
    45分〜65分:「相手の変化で動く」2人即興。
    65分〜85分:講師デモと再実験。ズレと共鳴のバランスを確認。
    85分〜105分:全体分析。感情が生まれた構造を整理。
    105分〜120分:まとめ。

  • 第5回 <第5回 目的・障害・失いたくないもの ― 行動の意味を立てる>

    開始〜10分:導入と短い即興。
    10分〜25分:短編脚本①を配布し、関係と状況を確認。
    25分〜45分:目的・障害・賭け金を個別に書き出す。
    45分〜65分:「目的を変える」稽古。台詞は同じ、目的だけ変化。
    65分〜85分:「障害を増やす」稽古。行動が制限された状態で試す。
    85分〜105分:比較と講師デモ。どこで温度が上がるかを可視化。
    105分〜120分:まとめ。

  • 第6回 <第6回 台詞の構造 ― 言葉を行動として扱う>

    開始〜10分:ウォームアップと前回の復習。
    10分〜25分:短編①の再確認。関係と目的を明確にする。
    25分〜45分:「台詞を動きに変換する」ワーク。行動メモで演じる。
    45分〜65分:「動きから台詞へ」逆変換ワーク。行動後に言葉を発する。
    65分〜85分:2人組でシーン稽古。動作と台詞の一致点を探る。
    85分〜105分:講師デモと分析。自然な言葉の出方を確認。
    105分〜120分:まとめ。

  • 第7回 <第7回 構成と変化 ― 転調とピークをデザインする>

    開始〜10分:導入とグループ分け。
    10分〜25分:短編脚本②を配布し、読み合わせ。
    25分〜45分:「転調」ワーク。感情の温度を変える操作を練習。
    45分〜65分:「ピーク」設計ワーク。場面の山を作る構造を探る。
    65分〜85分:グループごとに構成→通し稽古。
    85分〜105分:講師フィードバックと再演。
    105分〜120分:まとめ。

  • 第8回 <第8回 検証と再現 ― 構造を使って自由に演じる>

    開始〜10分:ウォームアップと確認。
    10分〜25分:グループごとに通し準備。
    25分〜75分:短編②を通して演じる。
    75分〜95分:講師フィードバックと再演。
    95分〜110分:全体分析。最初との違いを確認。
    110分〜120分:クロージングと総括。

こんな方を対象としています

1,「上手く見せる」より「本当に感じたい」人
2,舞台や講演・スピーチ等の対面の空気を学びたい人
3,台詞の自然さ/感情の立ち上がりで伸び悩んでいる人
続きを読む

受講する際は以下をお読み下さい

*この講座はボイストレーニング(発声や活舌の練習)を含みません。
*表現のトレーニングなので、芝居の基礎稽古ではありません。
*受講生一人ひとりの特性や傾向を知るため初回に性格判断テストを受けていただきます。
*当日は動きやすい服装でお越しください。
*マスクは任意ですが声を出すワークになりますので各自でご判断ください。
*水分補給はしっかりと行い、必要な方はメモなどをお取りください(但し、録音・録画は不可)。
*講座の受講中はスマホの操作は不可です(マナーモードにしてカバンにしまっていただきます)。
*この講座は短い脚本を使った現代劇を通じて行う8回のワークになっています。
*最小催行人数は3名からです。締め切りまでに人数が満たない場合は開催中止になります。
*途中の回から参加はできません。
*受講者都合で途中から受講ができなくなったり、お休みがあっても返金はできません。
*やむを得ない事情で参加ができない場合も振替の講座はありません。
続きを読む
※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

演劇・演技のおすすめの先生演劇・演技の先生を探す

演劇・演技の関連カテゴリーから講座を探す

先生のスキルから探す

関連エリアから探す