湿板写真とは?
19世紀の古典写真技法で、あの有名な龍馬のポートレートで使われている技法です。フィルムが発明されるもっと前の写真黎明期の技法です。
レンズを通った光の像を銀の粒子で定着させる、いわゆる銀塩写真です。アルミプレートやガラス板の上に写真(像)が出来上がるので、圧倒的な物質感、存在感が特徴です。
支持体にアルミのプレートを使ったものをティンタイプと呼び、ガラス板を使ったものをアンブロタイプと呼びます。
近年ではデジタル写真の急速な進歩やソーシャルメディアの人気により、欧米を中心に湿板写真の独特な質感や表現力が再評価され、ますます注目を集めています。
撮影後すぐ写真を確認できるので、暗室でご自身がぼおっと現れる瞬間もご覧いただけます。
本講座では私が受講者様を撮影して湿板写真1枚をつくります。受講者様は工程(プレート準備、撮影、現像などをご覧いただき、湿板写真とはどのようなものか学んでいただく内容となっています。また1名までご同伴可能ですので、お二人のポートレートを撮影することも可能です。
なお、こちらの講座は撮影体験コースとなります。湿板写真についての歴史や銀塩の仕組み、そして撮影体験にフォーカスした内容です。湿板写真の概要を理解しつつご自身を湿板写真で残したいという希望でしたらこちらの講座をお勧めします。
ご自身で湿板写真をつくる別講座もございます(作業がメインなのこの講座より時間は長いです)
撮影後は写真はご覧いただけますが、その後は水洗やコーティングの後処理があるため、お写真は後日郵送させていただきます(受講料には郵送料も含まれています)。
簡易フレームをお付けいたします。
当日の流れ(60-90分)
①湿板写真の歴史(講義)-------約10分
②湿板写真の化学的な仕組み(講義)-------約10分
③大型カメラで撮影体験(受講者様が被写体として参加)-------約10分
④感光ガラス板の作成(デモ見学)-------約10分
⑤暗室で現像(デモ見学)-------約10分
⑥質疑応答
●お読みください
-湿板写真は普通のモノクロ写真とは異なる写り方をします。服装などは、以下のリンクの「コロジオンと色」をご参考ください。
https://www.foto-studio-argento.com/湿板写真とは
-他のプラットフォームでも募集をかけていますので、予告なく予約なく締め切られることがあります。
●湿板写真サンプル
像が現れる様子
https://youtu.be/79eoswMH910インスタグラム
https://www.instagram.com/foto_studio_argento/ホームページ
https://www.foto-studio-argento.com/