哲学入門講座(@ソトのガクエン)について
こんな方におススメ!☞大学の講義を受けてみたい! 哲学について知りたい! 哲学を一から勉強したい!
古今東西、哲学者の発想や考えには、「人はどう生きるべきか」「他人とどう接するべきか」など、現代のわたしたちが生きていくうえで重要なヒントが隠されています。哲学入門講座では、古代哲学、近世哲学、現代哲学のエッセンスを読み解きながら、哲学の基本的な知識を学ぶことができます。
ヨーロッパの哲学史全体のながれを網羅する講座ですので、哲学史の勉強にもおすすめです。本講座では、オリジナルのテキストを使用します。(定員10名程度)
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◇4月(全4回)は古代哲学編として、哲学が始まった古代ギリシア哲学について学びます。
※5月は近代哲学編、6月は現代哲学編を行います。
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第3回(4/22)「 "ある"はあるとてなにが"ある"?:パルメニデスの存在論について」
古代ギリシアの哲学者は「この世界が何からできているのか」という「世界の起源」への問いから始まりました。しかし、世界の起源を問うということは、そもそも、この世界がある(存在する)ということをあらかじめ前提としています。ならば、哲学が第一に問うべきは、この世界がある(存在する)とはどういうことなのか、そもそも存在とはどういう意味なのかということでなければなりません。古代ギリシアの哲学者であり、エレア派の創始者パルメニデスが発したこの問いは、哲学史に多大な影響を与え、哲学史全体を連綿と通底する「存在論」を始めることになりました。パルメニデスの問いのインパクトを体験するとともに、この問いに対する彼の驚異的な回答から、はたして存在とは何かということについて考えてみましょう。
◎講座で用いる資料はこちらでお渡しいたします。
◎参考文献:プラトン「パルメニデス」(『プラトン全集〈4〉』所収、岩波書店)
【4月のスケジュール】
第1回(4/8)「ディオゲネスに学ぶ哲学の意義と楽しさ」
第2回(4/15)「万物の起源(アルケー)とは何なのか:哲学のはじまり」
第3回(4/22)「”ある”はあるとてなにが”ある”?:パルメニデスの存在論について」(☜今回)
第4回(4/29)「本質は上にあるのか下にあるのか?:プラトンとアリストテレス」
【講師】
小林卓也(ソトのガクエン代表)
1981年京都生まれ。大阪大学人間科学研究科出身(人間科学博士)。専門は現代フランス思想。現在、京都産業大学、関西学院大学の非常勤講師として学生に哲学を教えるかたわら、哲学的思考や哲学的な生き方が現代においてもつ重要性を、一般の方々にも分かり易く伝える活動を行っている。哲学的思考コンダクター。
著書に『ドゥルーズの自然哲学|断絶と変遷』(法政大学出版局)、共訳書にジル・ドゥルーズ『ベルクソニズム』(法政大学出版局)他論文多数。
【オンライン開催】
◎Google Meetをもちいたオンラインセミナーとなります。パソコンもしくはスマートフォン、タブレット等からご参加ください。スマートフォンとタブレットの場合、あらかじめアプリをインストールしておいてください。ダウンロードは下記のアドレスから可能です。
https://apps.google.com/intl/ja/meet/
パルメニデスの存在論をはじめて学びました。とても面白かったです。また受講したいと思います。