企業研修大歓迎【室内モデル撮影】現スタジオＣマン直伝の撮影術講座

ライティング＆ポージングは難度が高いです。言い換えれば業務レベル並みの難しさがあります。ここをクリアしないと本格ポートレート作品を撮るのは難しいと思います。あるいは、ライティング＆ポージングを身に着けることで「ポートレート撮影をやっている」という実感と充実感、「やりがい」があるのは確かです。すべてが決まったときの達成感は屋外ポートレート以上だと思います。そこを味わうには悩みは尽きません。ひとつずつ確実に解決していきましょう。

　ポージングやライティングは場所や雰囲気に左右されオールマイティーなというものは存在しません。
ポージングは限られたスペースでモデルさんに合ったもの、服装に合ったもの、イメージに合ったものを選ばないといけません。選んであげないといけません。ミニスカートで大開脚ポーズはできません、など。
　ライティングはライトを立てたい場所に必ずライトを設置できる、とは限りません。多くの場合はテーブルやソファー、レフ版などに占有され思い通りの場所に設置はできません。あとは撮影フレームに写り込まない場所、我々の導線を確保する。これらのことを考えると、実はライトの設置場所は数か所程度しかありません。
　これらを考えるのがポージング＆ライティングになります。今度はぜひ実際に立てたり、露出計で測ったりしながら受けてみてください。受け身の講座と違って、ガラリと講座の印象が変わりますよ。

　そうですね、この時期はエアコン効かせて快適に撮れる、というだけでもアドバンテージがあるような気がします。お茶もいつまでも冷たいまま飲めますし、室内撮影の利点です。
　露出計は私自身、必須だと思います。光の当たってる部分が適正露出で、影の部分が－１段とか、ー２段とか、測定することで分かります。つまり、影がどれだけ濃いのか測れば分かるということですね。現場で言うタイミングがなかったので参考までに、影の部分は適正露出より-１段以上付けてはいけない。-1/3段程度のわずかな陰影できれいなポートレートになります。って偉そうに書いても実現場では難しいです。すいません。またお会いしましょう。