よく飛ぶ紙飛行機を作ってみませんか

翼幅10センチ程度の小さい紙飛行機の製作方法です。
よく飛ぶための航空力学を『出来るだけ分かりやすい言葉』に言い換えて教えます。

★重心　…　指で支えて重心位置を確かめます。適正な位置を決めます。

★主翼アスペクト(縦横)比、(主翼の)後退角、(主翼の)上半角　…　適正なアスペクト比と後退角、上半角を決めることがよく飛ぶ紙飛行機製作の秘訣です。作る人の好みと講師のアドバイスの妥協点をさぐります。

★カナード　…　主翼の前につけた小翼をカナードといいます。カナードを装備して、適正重心位置とアスペクト比、後退角、上半角を適正に決めた機体は、素晴らしくよく飛びます。

★翼断面型、迎え角、ねじり下げ　…　カナードを装備した機体の場合、カナードに主翼に対してプラスの迎え角をつけて装着します。翼端に向かってねじり下げをつけて翼断面型の迎え角をマイナスにします。

★エレボン、フラップ　…　主翼後縁に切れ込みを入れて調整する舵のこと。無尾翼の場合エレボン、尾翼、カナードがある場合フラップと呼びます。

★滑空比　…　テスト飛行させて前に進んだ距離と沈下した高度の割合を見ます。急激に沈下するようなら重心位置を変えて調整します。

★左右対称成型　…　紙飛行機は、前から見た時に、問答無用で左右対称厳守でなければいけません。

コピー用紙、それもメモ用紙に整形してクリップ止めした『コピー済メモ用紙』が10枚程度あれば一機出来ます。
コピー用紙だけでなく上質紙やコート紙の方がより頑丈な機体ができますが、
コピー用紙にこだわるのは、初心者の方に向けた紙飛行機製作を馴染みやすくするためです。
定規も使いません。
半分に折って基準線を作りながら製作します。