2017-12-23
オフィスク導入事例

ベンチャーキャピタル向け英会話研修で実践的な訓練を!/モバイル・インターネットキャピタル株式会社

研修:ベンチャーキャピタルに特化した実践型英会話研修「Minimum Viable English for VC’s」
講師:藤本 崇

 

研修導入担当者様インタビュー

モバイル・インターネットキャピタル株式会社 インベストメントオフィサー 山中陽介氏

Q. 御社について教えてください。そもそもベンチャーキャピタルってどんなお仕事なんですか。

山中様:モバイル・インターネットキャピタル株式会社は、みずほ証券、NTTドコモ、インターネット総合研究所を株主に持つテクノロジーに特化している独立系のベンチャーキャピタルファームです。ベンチャーキャピタル(以下”VC”)というのは、様々な企業様からお預かりした資金を、設立間もない将来有望なベンチャーに対して株式で投資させて頂くという事業になります。

Q. 山中さんの担当されているお仕事やポジションについて教えてください。

山中様:私は、インベストメントオフィサーというポジションで仕事をしています。出資させて頂くベンチャー企業との面談や契約書のやりとりから投資後のフォローアップまで、職務は多岐に渡ります。また投資に至るまでにすごい数のベンチャーさんを検討しますので、かなり幅広い層の起業家の方や企業幹部の方と日々お会いしています。

Q. 今回の研修を受講された社内のチームについて教えて下さい。

山中様:弊社はプロフェッショナルファームですので、組織としては投資プロフェッショナルが5名、サポートスタッフをいれても合計十名程度という小さな組織でして、今回の英語研修には、社長の山中を筆頭にプロフェッショナル職のメンバー5名全員が参加しました。

Q. 全員参加ですか?すごいですね。投資事業とお聞きすると、そこまで英語を使うイメージはないですけど・・・

山中様:意外に使いますね。投資先には海外企業もありますし、テクノロジー分野にフォーカスしていますので、元々技術や業界カンファレンスなどは欧米で行われるイベントに参加することが多かった他、海外の企業が日本進出を検討する際に、日本で幅広いパイプを持つVCとして弊社に相談が来る場合などがあります。そういう意味では、シニアレベルであろうがジュニアレベルであろうが、英語を使う機会はポジションに関係なく存在します。

Q. 英語を使うシーンは増えてきていますか。

山中様:はい。そもそも、テクノロジーおよびベンチャー業界全体としてグローバル化が進んでいます。例えば初めからグローバル展開する日本のベンチャー企業も増えてきていますし、欧米のベンチャーが日本を海外進出先に捉えるケースも増えていますし、また弊社自体も、直接海外のベンチャー企業への投資を検討するケースも増えてきていたりします。英語でのやりとりやミーティングは、私が実感するだけでも以前に比べて格段に増えてきている気がしています。弊社内でも、投資プロフェッショナルメンバーの英語力の底上げが近年頻繁に話題になるようになりました。

Q. なぜ今回、普通の英会話のスクールや教材などではなく、オフィスクに研修をご依頼頂いたのでしょうか。

山中様: VC業界では、投資契約のやりとりに始まり、財務、税務、人事、事業戦略など、かなり専門性の高い内容のやりとりをすることが多いんです。法律や専門的なビジネス用語も沢山存在しますし、また初対面の経営陣から信頼を得るための会話のやりとりなど、コミュニケーションが成果に影響を与える業種なんです。

普通の英会話スクールのレッスンも試して見たことはあるのですが、実際に我々が仕事で使う言葉や設定での英語のやりとりを練習したり模擬したりできる講師や場がなかなか見つからなくて、探すのに苦労していました。プロフェッッショナル職のメンバーの時間をトレーニング用に抑えるのも一苦労なので、どうせやるなら実戦に近いレッスンじゃないとダメだよね、というのが社内のコンセンサスでした。

Q. 「実戦」とは、具体的に言うとどんな設定を求められていたのでしょうか?

山中様: 例えば「弊社メンバーが、欧米のベンチャー企業の社長さんと、出資に到るまでのやりとりを英語で行う」みたいな感じのストーリー設定です。我々が出資させて頂いている関係もあり、藤本さんがベンチャーの社長であって長年バイリンガルな環境でお仕事をされてきたことに加えて、以前外資系の投資会社で働かれていたのを思い出し、藤本さんであれば弊社の状況にカスタマイズしたコンテンツを作ってくれるのではないかなという期待を込めて笑、お願いさせて頂きました。

Q. 研修を導入してみて、社員の方からの反応は如何でしたか?

山中様:とても好評でした。私も参加しましたが、発音や語彙ではなく英語で会話している時のコミュニケーションプロセスへの意識形成が学べたことは大きな気づきでしたし、何より、ロールプレイの部分で実際に仕事上で直面するような状況でのやりとりを可能な限り模擬した形でやりとりできたので、みんな結構英語を使って仕事をしている自分が想像ができたのではないかと。研修参加直後に参加者全員が、英語に対してかなり鼻息荒くなっていて笑。後はロールプレイと日本語でのフィードバックをグループで行なったことで、社内のメンバー同士でお互いの英会話スキルの課題などを認識し合うことに繋がったのも良かったと思いました。

 

研修に参加された社員の方のインタビュー

モバイル・インターネットキャピタル株式会社 インベストメントオフィサー 羽田野 修平氏

Q. ありがとうございます。それでは実際に参加された羽田野さんにお聞きしたいと思います。今回はどんな内容の研修を受けられましたか?

羽田野様:まず冒頭に、Minimum Viable English(以降”MVE”)というコンセプトの定義と考え方についてレクチャーを受けました。日本人の多くは言葉が見つからないとか発音があってないとかで悩み過ぎてしまい、英語を話すときに止まってしまったり、相手の目を見なくなってしまうことが、対話を止めてしまう阻害要因となっているので、一旦意思の疎通を優先して、語彙が無いとか発音が間違っていることを忘れなさいというメッセージが衝撃的でした。確かに僕もいつも外国人が話しかけてくると緊張して「えーと何て言う言い回しだったっけ」と頭の中でぐるぐる考えてしまって、相手の顔を見なくなってしまっているなと気づかされました。MVEのコンセプトでは、「綺麗な英語」よりも、相手の目を見ているか、笑顔やジェスチャーを定時しているか、と言うコミュニケーションの基本を意識して英語をしゃべるようにしようというのがポイントでした。後は、発音と文法に自信の無い日本人のためのコミュニケーションのヒントをもらいました。

Q. どんなヒントを貰いましたか?

羽田野様:そうですね。例えば自己紹介は綺麗な文章でなくとも、所属とかバックグラウンドを表す名詞をきちんと抑えておけば、それらをくっつけて言うだけでも伝わるので、むしろ文法より固有名詞を全て事前に暗記したりメモっておくと、自己紹介がさらっとできて、その後の会話がスムーズになるですとか。やっぱり何事も準備が大切だと笑

Q. 実際それを活用して練習みましたか?やってみて如何でした?

羽田野様:はい、自分の自己紹介の単語を書き出して、2度ほどやってみました。やっぱり重ねていくと言いやすくなるので、2度目の方が1度目よりスムーズでした。ちなみに講師の藤本さんは、説明までは日本語で行なってくれたのですが、ロールプレイになると途端に”ENGLISH ONLY”になってびびりました笑

Q. お仕事を模擬したロールプレイはどうでしたか?

羽田野様:そうですね。講師の藤本さんが、実在するアメリカの某メガベンチャーのCEOという設定で、創業時期の頃に出資を募るピッチイベントでプレゼンされた後に、我々が投資家としてぜひ出資させて下さいと挨拶に行くという想定でロールプレイを行いました。社長の山中以下全員が、一人一人講師相手に挨拶から交渉までのトークを行なったのですが、各々のロールプレイ後に必ず全員で感想や改善余地をディスカッションし、講師からの講評を受ける場がありました。人によって詰まるポイントも違いますので、他の人のロールプレイを聞くのも参考になりますし、自分の番になるとやっぱり思ったようには言葉が出てこないというのを実感しました。ビジネス用語の良くある言い回し文リストを貰えたので、語彙や文章はそれらを活用して、ロールプレイの際は、逆に発音ではなく、自分が相手の顔を見ているかとか、抑揚とジェスチャーを使っているかと言ったところに意識を向けてやってみました。

Q. 思った通りに話せましたか?

羽田野様:初回はやっぱり自分の意識が全然それらに向いていなくて、やっぱり言葉に詰まって止まってしまいました。でもフィードバック時にそのまんまである旨の指摘を何度か受けて、再チャレンジしたくなり、たまたま時間が余っていたので、先生にもう一度やらせて下さいとお願いしました。2回目やってみると、やはり使い回す文に慣れてきたせいか、もう少し広がりのあるコメントが言えたような気がしました。2回であっても練習を重ねると上達するのだなと、場数を踏む必要性を痛感しましたね。これ続けたら喋れるんじゃないかってちょっと思いました。考え甘いですかね笑。まあ少なくとも落ち着いて言葉を返せる気はしますね。外国人から握手を求められても笑顔で返せればいいんだって。ちなみに僕が2回目をお願いし後に、他の社員もみんな触発されて、全員がもう一ラウンドやっていました笑。

Q. 次にどんなことを学んでみたいですか

羽田野様:そうですね。ロールプレイのパターンをもういくつかやってみたいですね。今回、ピッチイベントで起業家に自己紹介するような場面設定と、海外から訪ねてきた企業幹部に対応する、というのをやらせて頂いたのですが、VC業務で言いますと、その他にデューディリジェンスに必要な財務数値の確認ですとか、契約書の条項についての交渉ですとか、まだまだ色々あります。そういうパターン毎に練習させて頂ければ、英語での仕事にも慣れてくるような気がします。

この研修は、どんな企業やどんな方におすすめですか?

羽田野様:そうですね。ベンチャーキャピタルの方や、金融系の業種の方には全般的におすすめですし、後は個人的には弊社のファンドに出資頂いている大企業の新規事業担当の方とかにもお勧めしたいと思いました。最近新規事業担当部署に方が、シリコンバレーツアーなど海外に視察に行かれることが多くなってきていますが、視察で現地の企業の方とお会いした際に、英語で質問できるとできないとでは、視察から得るものも違ってきますので、こういった研修で、簡単なビジネス用語と自己紹介をまとめた固有名詞のをフレーズをセットで覚えて、簡単な英会話でのインタラクションを練習するのは、ビジネスマンとしてとても役に立つのではないでしょうか。

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