コワーキングスペースの集客と黒字化ノウハウについてお話しします

日本最大級のコワーキングスペースを運営し、
他社のコワーキングスペースの設立にたずさわり、
全国のコワーキングスペースを訪問しました。

すべての運営者の悩みは「儲からない」です。

みなさんから聞く設立前のイメージはこうでした。
・さまざまな職種の人があつまって交流をしている
・ノートパソコン一台、おしゃれな私服でコーヒーを飲みながら仕事
・ビールを飲みながらイベントに参加して交流
・人の出会いによりあらたなビジネスアイデアが生まれるクリエイティブな場所

実態は…利用者はそれほどおおくなく、それぞれがぽつんとパソコンに向かって仕事をしています。

コワーキングスペースの運営者の最大のジレンマは、
人が集まらない＝赤字　

これにつきます。

最近、お笑い芸人で今はYouTuberのMさんの渋谷の焼肉屋が騒動になっています。ひろゆきさんがカンタンに試算して、1年でつぶれると言っています。コワーキングスペースもこれと一緒です。

ざっくりの収支です。

東京の都心でコワーキングスペースをやるとして、
・100㎡の家賃を月50万円
・スタッフが2人×30万円
・光熱費やいろんなレンタルなんかで10万円
これだけで月に120万円かかります。本当はもっとかかります。

100㎡は10m×10mの広さです。会議室形式なら100名ちかく入れますが、コワーキングスペースは、ソファがあったり、飲み物を飲める談話する場所があったり、ちょっとした会議室も2つぐらいは必要です。もちろん受付も。

そうすると一度に使える人数は30名ほどが限度になります。30名でも多いぐらいです。30名が毎日は来ないとして、50名の会員で運営していくとすると、3万円の会員費で月150万円です。これでやっとトントンの収支です。

コワーキングスペースを開業するために投資した内装代、敷金礼金などを含めたらもうけは出ません。そもそも、50名の有料会員を集めるのは至難の業です。

では月額の会員じゃなくて都度払いの会員は？　と考えても、一日1,000円ぐらいの利用金額が限度でしょう。収支に大きな影響はおよぼしません。

つまり、人が集まるには都心の駅チカの立地が必須なので家賃が高い。じゃあそれを月会費に反映できるかというと、高くすれば人は使いません。安くして人をたくさん集めようとすると、使う人は来るかもしれませんがスペースがぎゅうぎゅうになってしまいます。

つまり、コワーキングスペースの事業単体で黒字経営するのはムリなのです。

ある大手不動産会社がはじめて運営した東京都心にあるコワーキングスペースに行きました。個人として利用するための見学です。

一緒に見学していた男性が係の人に言いました。「こんなんでやっていけるの？」ストレートな質問です。運営者は、言葉を濁していました笑

では、コワーキングスペースを黒字で運営していくためにはどうすればいいのか？

イベント事業、ではありません。儲けることのできるイベントなどありません。イベントを開催して参加料を会員からとることはできません。講師へのお礼を1万円払ったとしても、500円の参加費を20人分必要です。

答えは、コンサル事業です。

コワーキングスペースは全国で増えています。2019年に全国で790スペースありましたが、2021年には1,400に増えました。2年で1.75倍です。

コワーキングスペースを作りたい人に事業会社や自治体に向けて、コンサルをするのです。全国でまだ1,400スペースしかありません。コワーキングスペースを作って実際に運営したノウハウは貴重です。

わたしは東京で日本最大級のコワーキングスペースを運営していました。そこの営業責任者として黒字化の命題がありましたが、各地のスペースをコンサルすることによりそれを達成できました。

コンサルした施設は、主に「自治体」と「大学」でした。関西と北陸の大学、中国地方と四国地方の自治体です。大きい案件では1億円、小さくても3,000万円ほどになりました。しかもそれはノウハウですので、コストの基本は人件費です。

　　どのようにコンサルをビジネスとして成立させるのか？　
　　どうやってコンサル案件を見つけるのか？　

営業とマーケティングです。 私が実際に運営した施設と、コンサルした施設はお問い合わせいただけましたらお伝えしますので、遠慮なくお声がけください。

最コンサルした施設とは連携を結ぶことができます。zoomイベントを連携したり、スペースの利用も連携出来ます。プラスのことばかりです。

コワーキングスペース事業を成功に導くためのノウハウをお伝えします。

【講座内容】
・コワーキングスペース運営の実態
・コワーキングスペースの集客方法（SNS、イベント、連携）
・コワーキングスペース運営者だからこそできるコンサル
・コワーキングスペース運営者の役割のマインドチェンジ
・コミュニティマネージャーのマインドチェンジ