橋本 進午

こんなことを教えています

『今日から私は英語ユーザー』宣言！

日本の英語教育は、中学で３年、高校で３年、大学で４年、合計１０年間と続きます。
2020年度からは小学校でも英語教育が必修となりました。

それでも、まだ足りずと海外留学や英会話スクール、英検、TOEICなど、次々に挑戦します。
しかし、こんなに努力しても英語で話せない悩みを抱える人が非常に多いことをご存じでしょうか？
EF EPI 2022年の英語能力調査によると、日本の順位は112ヵ国中78位で下位ランクです。

このような状況を避け「永遠の英語learner（学習者）」に陥らないように、英語を勉強する心構えが重要と考えます。自分が知っている英単語と文法を使い、自分で考え、手や身振りを交えて、自分の口で英語を話すことが大切です。
この基本原則に従えば「今日から私は英語ユーザー！」と自信を持って宣言できます。

この講座は、学校では余り学ぶことが無かった、しかし重要な「フォニックス&英語発声」と「品詞＆語順＆英語的思考」についてトレーニングする講座です。
例えば次は文法的に間違いではありませんが、会話で話されることは無いように思われます。
He always takes the bus to school.
They have never eaten sushi before.

何故か？
理由は、至って簡単です。

「彼は～」「彼らは～」は代名詞なので、これを話している「あなた」と「私」は彼が誰で、彼らが誰かを既に知っていなければなりません。
すると「彼」「彼ら」がいつもバスで行くとか、寿司を今まで食べたことが無いなど、話題として取り上げる必要性が見えてきません。

次はどうでしょうか？
A: Do you study English every day?
B: Yes, I do.

質問文のdoと、回答文のdoは、まったく関係の無い、まったく違う別の品詞ですが、これについても、本質的なことは教えてもらえず、とにかくそのようにして疑問文を作り、合っていればYes, I do. 違う場合はNo, I don’t. と、機械的に教えてもらったよう記憶しています。
その結果、質問文に対し Yes, I am. と答えるべきところを、つい Yes, I do. と答えがちです。

私達の日常会話で「何を言いたいのか？さっぱり分からない！」と言うことがしばしば起こります。それは英語でも同じです。
次の英文はどうでしょうか？
I played tennis.
I went to the movie once a month.

学校英語では、現在形、過去形をならいました。
しかし上の英文は実際、何を言いたいのか分からない状態です。
２つの文は共に現在形でなければなりません。
I play tennis.
I go to the movie once a month.

何故か？
理由は、至って簡単です。

過去形は、yesterdayやlast Sundayなど過去の時情報を伝えたいから使います。
相手は時の情報が言われるのを待っていますが、もしそれが無いと「え、何が言いたいの？」という状態になってしまいます。
またonce a monthのような一見、時の情報でも過去ではないので過去形は使えません。

「学校英語」にプラスα「英語で発想する」をトレーニングして行けば、この得体の知れない「英語が話せないオバケ」も消えて行ってしまうことでしょう！

この講座は、フォニックス＆英語発声＆英語脳を作り、それを自主トレーニングできるまで高める講座です。
中学生に取って受験や各種テストのみならず、生涯使いこなせる英語脳を作るための有意義なトレーニング講座となります。