藤田嗣治の絵画技法のエッセンスを修得しよう。
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キュレーターの内呂博之(うちろひろゆき)です。画家・藤田嗣治(レオナール・フジタ)の研究をしています。
藤田嗣治は、今もなおフランスで最も有名な日本人芸術家です。1913年、26歳で渡仏した藤田は、第一次世界大戦後のパリで、独自の「乳白色の地」を活かした絵画で高い評価を得て、一躍、画壇の寵児になりました。女性像をはじめ、子どもや猫、宗教的な場面をテーマに、1968年に81歳で亡くなるまで精力的に制作を続けました。
藤田の絵画技法は永らく秘法とされてきましたが、近年の科学的な調査などによって徐々に秘密が明らかにされてきました。その新たな情...
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油絵自体初心者の私に、丁寧にゆっくり教えていただいて、とても良かったです!先生のお人柄もとても落ち着いた感じでリラックスしながら制作できました。この変わった技法を学べる貴重な機会に参加できてとても良かったです。今度は更に勉強して色々描きたいと思いました!ありがとございました。
絵の土台作りから色付けまでの過程を実践で学びます。何層にも作り込んだ下地、まるで水彩画のような油絵、墨との意外な調和などなど。絵画技法に決まったルールはないのだなと、その奥深さを感じました。藤田嗣治好きな方はもちろん、絵画に興味ある方でしたら十分楽しめる講座だと思います。手ぶらで参加でき、また作品をお土産にできるのも良かったです。
私には敷居が高い講座かな、と少々身構えていましたが、とてもなごやかな雰囲気の中で楽しく学べました。手順にあわせて手を動かしていけたのも貴重な体験だったとおもいます。藤田嗣治の作品を観るとき、また違った観点から鑑賞することができそうです。