落合 千秋

「自分を変えたい」…そう思う人は多いでしょう。その思いに比例するように、自己啓発やスピリチュアル、コーチング、心理学、メンタルトレーニングなどをテーマにした、さまざまなセミナーや書籍が世間に溢れています。
　
しかし、実際に自分が変わり、人生を大きく変化させることができた人は極めてわずかではないでしょうか。何をしても自分を変えることができずに、逆に、変わらない自分を責めて自信をなくしてしまう…そんな人は少なくないと思います。

私自身、何をやっても成功することができず、自分自身に対する情けなさ不甲斐なさ劣等感に苦しみ、そんな自分から脱出しようと能力開発トレーニングや自己啓発セミナー、メンタルトレーニングを受けていました。しかし、何をしても変わることはできませんでした。そして、その度に「どうせ無理」だと自信をなくしていったのです。

社会では、「失敗してはならない」と教えられる一方で、出る杭は打たれるという風潮のせいで、自然と自分を抑えることを学んでいきます。個性を表現するよりも、協調性が重視されるのです。そういった社会の中で私たちは自分というものを見失っていきます。

自分のやり...