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大人のロボットプログラミングコミュニティ主宰

荻原 裕

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プロフィール

大人が楽しむの為のロボットプログラミング講座やSTEAM教材・カリキュラム開発を行う「J-tinkering」を運営しています。https://j-tinkering.com/

WEBサイトでは、Makeblock社のSTEAM教育ロボットの活用情報を無償提供しています。
リアルの場では、Makeblockのユーザーコミュニティ主宰しながら、大人の基礎教養として、ロボットを使ったプログラミング講座を開催しています。

■略歴・バックグラウンド
電子材料専門商社・センサーシステム開発ベンチャーで、海外営業・新規事業開発を経て、ハードウェア開発・事業開発支援サービス「外部CTO.com」を立ち上げ。
中小・大手企業の新規事業開発プロジェクトに参画。様々な技術系中小企業と連携し、事業開発・IoTハードウェアデバイス開発を行う。
共著「IoTビジネス入門&実践講座」-ソシム出版。
中小企業診断士。

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こんなことを教えています

大人のロボットプログラミング教室

【なぜ、大人向けのロボットプログラミング講座なのか?】
MakeblockのSTEAM教育用プログラマブルロボットを活用した大人向けロボットプログラミング講座を開催しています。

子供向けじゃなくて、大人向けのロボットプログラミング?と思われる方も多いと思います。私たちが考える大人もプログラミング学習に取り組む理由は2つあります。

1、自分が知らないプログラミング・STEAMを子供にやれっていえるか?
 2020年から小学校で「プログラミング教育必修化」や「STEAM教育」という言葉が、世の中で認知されるに従って、子供にプログラミング教室に通わせようか?と考える親御さんも多いことでしょう。

 子供向けのロボットプログラミング教室はたくさんありますが、そこでは、こんな風なスキルが身に着くと宣伝されています。

AI・ロボット時代で生きていく力
新しいアイデアを試す方法
複雑な問題をひも解く方法
粘り強く前に進む方法
物事を深く理解する方法
他人と協力して物事を進める方法
創造性とイノベーション
問題解決 意思決定 論理的思考力
情報リテラシー・ICTリテラシー

 これって、これまでの義務教育を受けてきた我々大人が、胸を張って身についているといえる「チカラ」でしょうか?
 
 お父さん、お母さん、社会人、小中学校や塾の先生、私たち一般的な大人たちの中で、身についているって自信をもって言える人は、そんなに多くはないと思います。
 我々大人は、自分でも身についているか分からないチカラを、自らも体験したことのない「プログラミング」「STEM教育」や「STEM教育」で、子供に身に着けさせようとしています。
 
 大人=親が興味をもって学んでこなかった場合、子どもが興味・関心を抱く可能性は高くないでしょう。

 子供は、親の背中を見て育ちます。親が楽しんでいる姿・学んでいる姿を見れば、自然と子供も学ぶでしょう。

「学ぶは子より先ずは親」 大人自身が率先して学ぶ姿勢を見せる必要があると考えています。
 
2、大人はSTEAMやプログラミングなど、これからの学びに取り組まなくてよいのか?
 
いま私たちの手のひらにあるスマートフォンは、かつて人類を月に送ったアポロ計画のコンピューターよりも高性能になっています。
 世界の最新ニュースを見ながら通勤し、見つけた特産品を家族とチャットで相談し、オフィスに着くまでに宅配日時を指定して購入することもごく普通の光景になりました。
 また、従来は情報が伝わりにくかった貧困や社会的弱者支援などの社会課題にも、インターネットの力が活かされ、国内外でソリューションが提供され始めています。
 こんな社会の到来を、インターネット以前に予想していた人はほとんど居なかったでしょう。きっと子どもたちも、私たちが想像できないような未来社会を、自ら築き上げながら生きていくはずです。

 上記のような未来は、子供だけじゃなく、我々大人にも、やってきています。

今後、そような社会で必要とされるのは、
「今後は手先の器用さや調整力、記憶力などのスキルではなく、複雑な問題解決能力や分析的思考とイノベーション、技術の設計、プログラミング・ITに対する理解」といわれています。

プログラミングに取り組む過程では、「プログラミングそのものへの理解」・「コーディング能力」がファーカスされがちな為、「自分はエンジニアになるつもりはないから、プログラミングは必要ない」という方は多いとは思います。

 一方、私たちは、プログラミングに取り組むことで、コーディング能力・技術的な意味でのプログラミング能力以外に、「ひと仕事やってのける力」を学びとして得られると考えています。

ひと仕事やってのける力とは、ここでは、周りにある現実問題を見極め、今あるモノ・手段・情報を組み合わせて、新たな問題解決方法(新しいコト)を考え、試行錯誤しながら、完遂させる能力です。
 
 料理教室に行く人が、必ずしもプロの調理師を目指すわけではなく、自分の生活を充実させようとしているように、プログラミングを学ぶ事は、決して、プロのエンジニアになるためではなく、これからの生きる力・仕事をしていく力を身に着ける手段として、我々大人は捉える必要があると考えています。

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