「つくる」「あそぶ」「つながる」をデザインする
ものつくりを仕事として十数年たち、ものつくりを遊びとして楽しむことで、人と人、人と地域、地域と地域の新しい繋がりが見えてきました。
コミュニケーションの重要性が高まる昨今、アートやメディアが持つ役割も変化しているように思います。
「つくる」ということは作家やクリエーターの特権ではなくなり、コミュニケーションのツールになっていくと考えます。
多くの人に、「つくる」を「あそび」のように楽しみ、多くの人がつながるように、いろいろなワークショップを開いていきたいと思います。
京都造形芸術大学在学中に制作した『PRESENT』(06’)が「飛騨国際メルヘンアニメ映像祭」(こどもメルヘン賞受賞)や「こどもアニメーションフェスティバル」(優秀賞)など多数の映画祭で賞を受賞し、卒業後フリー作家として活動する。
映像・アニメーション制作の他にインスタレーション展示やワークショップ活動を行っている。
2011年より成安造形大学にて非常勤講師。
人との「つながり」を作る時、人との「つながり」を強くしたい時、何かを作るという行為は強力なツールになります。
一緒に食事を作った時、一緒にお絵描きをした時、一緒に思い出を作った時。。。
「つくる」だけでなく、作ったものがあれば、それを見せる事や、意見をもらうことで、さらにコミュニケーションは深まります。
アートやメディアは、今まで作家やマスコミの特権でした。
しかし、SNSやスマホの広まりで、誰もがものを作れるし、誰もが発表することが可能になり、すべての人が表現者になりました。
これからの時代、アートやメディアは今までの一方的な情報拡散ツールではなく、相互のコミュニケーションツールになっていきます。
人との「つながり」を作るため、「つくる」という事を「遊び」として楽しみましょう。
「つくる」「あそぶ」「つながる」をデザインする