コロナの緊急事態宣言発令の可能性を受け、会場側の事情により、後日、録画したものを配信する運びとなりました。ご了承ください。
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「なぜ、ここにリンゴがあるの?」
「なぜ、この人は悲しそうなの?」
美術館で絵を見てシンプルな疑問を持つことはありませんか。
読み解くキーとなるのが、ギリシャ神話です。
その歴史は、紀元前1500年前にさかのぼり、本能で生きる神と人間によって織りなされています。
そこには究極の愛が存在する反面、怒り、欲望、嫉妬も感じるままに解き放たれ、事件が起きます。
そういったシーンが画家の共感や創造力を刺激し、数えきれないほど多く描かれてきました。
ギリシャ神話を題材とした絵画は、美しいだけではなく、数千年も受け継がれてきた人類の教科書といえるでしょう。
講師を務めるのは、画家でギリシャ神話研究家・千葉政助先生。
厳選した名画にこめられたエピソードを解説することで
「常識」というヴェールを取り払い、見えなかった真の世界の姿へ誘います。
また、ギリシャ神話に由来するものは、身近にも存在していることをご存じでしたか。
例えば、コンサートホールの柱の女性像、壁の模様をはじめ
会社名、商品名、花、植物、鳥の名前など
想像以上に、私たちの日常は神話とリンクしています。
眼からウロコの楽しいトリビアも登場します。
画天プロジェクトさんとのコラボで実現したこの企画。
現代の吟遊詩人ともいえる、千葉先生のユーモアあふれるあたたかい語りに耳を傾けてください。
【こんな人におすすめ】
・絵画鑑賞の教養を身につけたい方
・美しいものを見たい方
・ギリシャ神話がお好きな方
・世界を広げたい方
【今月の絵画とエピソード】
第一部 「けなげな愛」
・ロミオとジュリエットのもとになった愛のかたち
・夫婦仲を象徴する鳥のエピソード ほか
第二部 「神への冒涜」
・オオカミはある人物の転身
・とんでもない地獄の拷問 ほか
第三部 「身近なギリシャ神話」
◆紹介絵画◆
約20点
◆登場画家◆
クラナッハ、ルーベンス、ウォーターハウスなど
◆当日解説予定の千葉政助の作品(一部)◆
ささやき(ピュラモス、ティスベ)
©画天プロジェクト
2021年4月25日(日)午後13~15時
日比谷図書館 4階 セミナールームよりオンライン配信
受講スタイル
①オンライン(zoom)
②アーカイブ視聴
参加費 2000円
※オリジナルテキスト、ギリシャ神話地図など付録つき
※申込締切 2021年4月24日午後11時
【お知らせ】
・途中休憩があります
・資料は、事前に配布します
・zoom URLは追って連絡します
千葉政助プロフィール
1944年仙台生まれ。ギリシャ神話に魅せられ、その物語を題材に絵を描き続ける。作品はエルテやクリムトを彷彿させ、東洋・日本の模様を取り入れたオリエンタルな感性とアールデコを融合した独自の作風を確立。その活動は絵画にとどまることなく、ジュエリーデザイン、ブロンズ像制作、ネオ蒔絵制作など、世界を広げている。ギリシア政府観光局長受賞。日本・ギリシャ修好100周年記念絵画展をアテネにて開催。
画天プロジェクト
http://www.gaten-project.co.jp/#ギリシャ神話 #アート #絵画 #美術館 #クラナッハ #ルーベンス #ウォーターハウス
#千葉政助