非常勤講師を目指そう ~教材研究（実習編）~

【非常勤講師には研修がない！？】
教員になると初任者研修や３年次研修など、現場で業務を遂行するために必要な研修が存在しますが、非常勤講師は業務に対する契約ですので研修というものが存在しておりません。

現場の先生方とのコミュニケーションの中で必要な知識や技術を得ていかなければなりません。また、家庭科や美術、技術などの実技科目は各学校に１名以下というのが実情で相談できる人もいない中で業務が始まります。

【どのようなことで困るのか】
・授業をしたことがないので、何もわからない。
・授業準備に必要なことのノウハウがわからない
・生徒の前できちんと喋れるか不安

わからないことがたくさんあります。また、忙しいとされている先生方にどのように聴いていいかわからない。それが理由になって人間関係で悩みが増えたらどうしよう。そんな不安がつきまとうことで、力のある先生方の可能性が消失することが多く在るように感じています。


【その課題に解決するために】
この講座では、教材研究の流れと実習の流れを中高家庭科、工業高校、農業高校、調理過程高校、指導困難校などでの勤務経験をもとに得たノウハウをお伝えします。効率良く、どこにでも通用する授業づくりの基盤になり、そのあとは現場に出てから子どもたちや学校の様子に応じてアレンジできるように、プリントもファイルとして共有します。
→　小学校の経験はないため、中高を想定して行います。ご了承ください。


《非常勤講師が足りない！》
現在の公立学校では、育休代替の先生や授業のコマ数の関係で配置すべき非常勤講師の数が圧倒的に足りていません。
そのため、家庭科の授業を他の教科の先生が担ったり、ずっと自習を続けているという状況も実際はあります。世界からもレベルが高いと言われている日本の教育の実際はなんとか授業数を確保して実践しようと課題が本質から大きくずれています。

《毎日11時間以上働く！？疲弊していく先生たち》
小学校教員の学校にいる時間は11時間54分、中学校教員は12時間30分、
高校教員は11時間33分というデータがあります。
本質からずれた課題と向き合う先生方の中には、疲弊して体調を崩される方もいます。いまの新しい社会にとって大きくずれているのが学校教育の現場であったりもします。社会に出ていく子どもたちを支えるべき先生方が社会との関わりをもつ時間を持てていないという実態があります。


《いま、非常勤講師が必要な理由》
補助、代替という位置づけであるため、今までは教員を目指している人や、教員を退職後に非常勤講師として教育に貢献する人が多くいました。

ただ、これからはセカンドキャリアやパラレルワークとして、あなたしか経験していないものを持っている大人が教育の現場で活躍していくことが可能であり、理想的な未来の教育につながると考えています。

様々なキャリアの大人に出逢うことで子どもたちは、自分の未来を想像します。
自分の今までのキャリアや考え方を教育に活かし、常勤で働く先生方も本来の業務に集中できるwin-winな教育現場をつくっていきませんか？



＝＝＝＝＜参加特典＞＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
・実習準備の流れ
・こうしておけばよかったリスト
・実習プリント（参考）調理１枚、被服１枚
→　すべてgoogleファイルで共有します。


＜このように教えます＞
教育の実際のデータをお伝えしたうえで、皆さんの今後のキャリアについても対話ベースで一緒に考えていきたいと思います。講師の募集状況は自治体によって異なりますので、お住いの地域を事前にメッセージで頂けると嬉しいです。

非常勤講師を目指そう~概要編~【セカンドキャリア、パラレルワーク】
非常勤講師を目指そう~準備編~【セカンドキャリア、パラレルワーク】

とも併用して学習することをおすすめします。

＜定員＞
7名