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イギリスのロンドン市立ギルドホール音楽院古楽科に留学。成城大学大学院修士課程(美学・音楽学専攻)修了。
大学などで西洋音楽史の講義を担当すると同時に、古楽器を用いたバロック音楽の演奏活動を精力的に展開。また音楽療法の分野でも活躍している。思索と実践、研究と演奏の両立を目指す音楽家として、日々チャレンジを続けている。
和光大学非常勤講師、国立精神・神経医療研究センター音楽講師。和光大学オープン・カレッジぱいでいあ、NHK文化センターさいたまアリーナ教室、宮地楽器音楽教室リコーダー科、各講師。
講義・授業では、ヨーロッパの中世から18世紀までの文化を、音楽・美術・思想・社会を束ねて読み解く、新しい芸術鑑賞の形を提唱している。
女性 60代
女性 60代
ルネサンスからバロックへの移り変わりと宗教改革との関連性の話が興味深かったです。
前回、参考文献でもある中川先生お薦めの著書を読みましたが、中川先生のお話は、さらにその理解を深める楽しい内容でした。
ヴァイオリン族の名前の由来が面白かったです。元は後付けだった「チェロ」が単独で使われるようになったという経緯は、「ピアノフォルテ」から「ピアノ」だけが残ってしまったことと似ていると思いました。
今回もカラヴァッジョだけではなく、様々な絵画を鑑賞し、古楽器による演奏や、ルネサンス曲のアカペラなども聴くことが出来て、とても楽しい時間でした。
リコーダーで古楽を楽しむ趣味を持つ自分にとって、ルネサンスからバロックへの流れをより深く理解できたことは、とても嬉しく思っています。
女性 50代
今までなんとなく観賞していたカラヴァッジョの絵。
それがこの授業のおかげで、より深く味わえるようになりました。
画中に描かれたモティーフを読み取っていく「図像学」という視点、
ルネサンス様式からバロック様式へと移り変わる時代の「様式論」、
プロテスタントとカソリックという宗教と芸術との関係、
さまざまな角度からの見方を、たくさんの図像や映像を見ながら、
わかりやすく説明してくださいました。
先生は古楽器のことにもお詳しいので、バロック期の絵画と楽器、
その時代の音楽を同時に味わえる、すごく贅沢な時間となりました。
皆で直前に観たカラヴァッジョの絵画を思い浮かべながら聴くバロック音楽の演奏は、
今までよりも味わい深かったです。
この講座で得た知識は、小説や映画など、他のヨーロッパの芸術に触れるときにも役に立ち、理解がより深まると思います。
部屋にいながら、自分の世界がどんどん広がってゆく喜びがありました。
女性 50代
カラヴァッジョの生涯と作品を楽しみながら、バロック時代の絵画と音楽の特徴を理解することができました。
ルネサンスと比較しながら説明していただいたので、違いが一層よくわかりました。
最後に聴かせていただいた「ラ・フォリア」は音楽・映像とも素晴らしく、魂が揺さぶられるような感動を覚えました。
先生がおっしゃったように、カラヴァッジョの絵画を思い浮かべながら聴くことで、今まで気がつかなかった彼の絵の魅力を、今回初めて発見したような気がします。
本当にありがとうございました。
女性 60代
図像や音源を多用して、具体的に分かりやすい進行でよかったです。
ちょうど先日「バロックが終わった時代のドイツ音楽」の講義を受講する機会があり、その時代につながる内容で興味深く聴くことができました。
初回を受講することができなかったのが残念ですが、また開講される機会があれば初回も聴きたいと思います。
絵画を鑑賞する中、度々気になっていた古楽器が、音楽図像学という学問として存在することを初めて知りました。
写真や動画を多く取り入れた講義はとても分かりやすく、講義前に頂いたシラバスや講義後の参考資料も、とても丁寧で勉強になりました。中川先生が準備にお時間を掛けていらっしゃるのが感じられます。
新しい事を知るってとても楽しいですね。