日本全国や海外在住の方がご参加可能な、オンライン講座に対応しています。
受講お申し込みのすべての方が、講座開催後1週間、お好きなときに開催当日の収録動画をご視聴して復習いただけます。
--
グラフィックデザインにおけるレイアウトの要、組版。
その表現物の美しさの根本に関わる、重要な制作作業です。
しかし、世の中の書物や広告物を見渡すと、タイトル文字や見出しは綺麗に調整してあるのに、肝心の本文はAdobe® InDesign®やIllustrator®のデフォルトのままで、雑に扱われている事例を頻繁に目にします。
InDesignやIllustratorのデフォルト設定値に任せておけば、それでいいのでしょうか。
「本文はベタ組み」だから、漢字と仮名さえベタで組んでおけばいいのでしょうか。
では、句読点やカッコ類などの約物は?
アラビア数字や英字、英単語が混在した和欧混植は?
組版をその文章やコンセプトに適合させるには、どうしたらいいのでしょうか。
次の図をご覧ください。
AはInDesignのデフォルト、Bは上田氏が実際の書籍で使った設定で組んだものです。
https://uyushorin.com/datastorage/figure1.png最初からBの形が見えていれば、Aのチグハグさに気づくことができ、使用ソフトに合わせた対処法も見えてきます。
読みやすい本文組みの実現に必要なのは、書かれた文章の声にじっと耳を澄ますこと。
その声をそのまま、読者が聞きやすい形に仕立てること。
その指針となる、本文組版の「基準」を知りたくはありませんか。
この講座では、長年、出版業界で編集者として活躍し、文芸書を始め、印刷・デザインやタイポグラフィに関する書籍を多数手掛け、自ら組版してきた烏有書林代表の上田宙氏を招聘。
本文組版の作業をする際の基本となる形を示しながら、実践的で効果的な現場の手法を解説いただきます。
参考:上田宙氏のショートエッセイ『ベタ組について考えてみた』
https://uyushorin.hatenablog.com/entry/20200803/p1この講座では、あえてグラフィックソフトの具体的な使用方法には触れません。
グラフィックソフトの組版機能はただの道具です。
「こう組みたい」という形が見えていなければ、単なるソフト任せや道具に振り回されるだけで終わります。
アプリケーションのデフォルトでは終わらない、終わらせない、本文組版の実践基礎講座です。
Keywords: 組版, 本文, 文字組み, デザイン, グラフィック, DTP, ウェブ, InDesign, Illustrator
● この講座で学べること
○ 著者の意図を正確に伝える組版
○ 縦組と横組の組み方の違い
○ 和欧混植で気をつけること
● この講座で得られること
○ 組版を見る目
○ 基準となる組版の形
○ 本文組版の考え方
○ 読書体験の演出法
※ 配布資料がある場合は、配布やダウンロードなどで入手いただけます。
※ 講座内で利用するデモなどのサンプルファイルがある場合は、ダウンロードで入手いただけます。
※ 各種受講証明書への署名・発行に対応します。
● この講座の特徴
○ 登壇者の講義を通して学んでいただく、座学スタイルの『知識講座』です。
○ 貴重な知識や情報を、要点をまとめて具体的にわかりやすくお伝えします。
○ 豊富な図解やサンプルを活用して解説します。
○ 講座開催の後でも1週間、講義の様子をすべて収録した動画の視聴ができ、グループメッセージで登壇者宛に質問が可能です。
● 協賛企業・ブランド
烏有書林
https://uyushorin.com#bauya126
とても大切で実践の難しい、組版の基本を学ぶことができました。細かい問題にも丁寧に答えていただき、ありがとうございました。わたしは本を作ること、特に文字を組んでいるときがとても好きなので、今回教えていただいたことにこだわりを持って組めるようになりたいです。