「当たり前」をやめた校長による特別授業

■この講座のポイント
・教育現場の最前線で挑戦し続ける工藤校長から直接学べます。
・人材育成とは何かを考えるヒントが得られます。
・組織がよく変化していくために、どのようなマネジメントが必要かを学べます。
・「教育」について知ることができます。
・改革を成し遂げる人のマインドセットを知ることできます。
・「当たり前」を見直すきっかけを得られます。

■講座概要
無意識に思考を停止させ「当たり前」にのみこまれて生きていませんか？
―宿題はなし。
―クラス担任は廃止。
―中間・期末テストも廃止。

学校の先生からこんなことを言われたら、びっくりする方もいらっしゃるかもしれません。しかし、本講座でお話いただく工藤校長は、学校生活の中に「当たり前」にあった、そんな慣例のひとつひとつに「何のためにやっていることなのか？」「その目的を達するためにはその手段が本当に適切か？」を問い続けました。

一見、画期的と思われるような、宿題や定期考査の全廃といった学校現場でのイノベーションは、長い教員経験の中で淡々と地道に丁寧に「改善」を繰り返してきた結果に過ぎません。

社会が目まぐるしく変化し、正解がない時代。だからこそこれからを生きていく子どもたちに必要なことは、「自ら考え、自ら判断し、自ら決定し、自ら行動する資質」すなわち「自律」する力を身に着けること。何も考えずに「当たり前」ばかりをやっている学校教育が、自分の頭で考えずに、何でも人のせいにする大人をつくってしまう。

子どもたちが「社会の中でよりよく生きていけるようにする」ための学校をつくるには、「当たり前」に疑問をもち、目的と手段の観点から改善を図って、学校をリ・デザインすることが必要なのではないか。

本講座では、そんな強い思いで教育現場の最前線である「学校」で挑戦し続けている工藤校長から、様々なメディアでも話題になった麹町中学校での取り組みや、「学校」という保守的なイメージのある環境の中で改革を進めるうえで心を砕いたこと等のリアルなお話を伺い、また工藤先生とのインタラクティブな質疑応答のセッションも設ける予定です。

自ら考え、自律する力を身に着けるべきは、子どもたちだけでなく、私たち大人も同じではないでしょうか。教育関係の方にとどまらず、ご自身あるいはご自身をとりまくあらゆる「当たり前」に対し、問いかけ、見直していただくきっかけを得ていただける時間となるはずです。