平成元年から、日本の古典を原文と英語訳で、源氏物語、枕草子、徒然草、平家物語、雨月物語、奥の細道、方丈記、等を輪読しながら講読しています。
講座の特徴は、古文や漢文を英語訳と比較・対照しながら読むことで二つの言葉による『古典』の世界を味読できるようにしています。
おひとりでは、なかなか読み進めることのできない古典作品を解説しながら楽しんで読むことを目標としています。
◆学習塾講師をしていた経験をいかして、“高校生のための漢文&英語”も開設
2020年6月頃からストアカでZoomをつかっての開催も試みています。
女性 40代
1人では読み進めにくい古典を、英訳を通して、筆者が何をいわんとしといたかを感じとるための素敵な手ほどきが沢山詰まっている講座でした。時々、歴史的な資料や現在の写真など差し入れながら、先生は何を聞いても、英語の表現から歴史的な背景まで全て答えてくれます。どうしてもいろいろ説明してもらってる間に時間が過ぎてしまい、予定時間を超えてしまうというタイムマネジメントの部分のみ星で減点してしまいましたが、そのあと、質問メッセージを送ったあともとても丁寧に答えてくださり、ほぼ★★★★★評価です。芭蕉と曽良と先生とアシスタントさんと他の参加者さんたちと一緒に旅をしていく感じ、このコロナ禍でちょっとしたバーチャル旅行体験できます。初回は旅も終盤の小松あたりで参加者1人でしたが、今回は旅立ちの部分から5名の参加者さんがいて他の方たちの意見など聞けるのも興味深かったので、このあとも参加します!できたら最後の大垣まで行き着いて、いつか自分の足でその行程を辿ってみたいと思います。また、途中からの参加でも楽しめると思います。
女性 40代
待望の第1回目を受講できて嬉しいです。教室で暗唱した昔を思い出しながら大人の感性でまた読むというのは最高です!写本や絵巻物からのアプローチも紹介して頂き新たな楽しみ方になりそうです。外国人研究者の叡知をもってしても表現しきれない芭蕉の世界観。英訳と併せて読むと芭蕉語の深さに引き込まれます。先生の造詣の深さに誘われ時間を忘れてしまいました♪
女性 60代
芭蕉の俳句は学生時代に少しかじった程度でしたが、日本人なら誰もが頭の中に残っています。この講座で初めて、芭蕉の古文の知識や推敲の過程、そして名句の数々が生まれてきたことを知りました。翻訳者の英語も素晴らしく、芭蕉の句と英文を読み進むうちに独特の美しい世界へ誘われたような気持ちです。
先生のわかりやすいご説明や資料のおかげで、芭蕉の句の裏にある深い知識を知ることが出来ました。日本文学を味わう楽しさを頂きました。
継続して受講したいと思っています。ありがとうございました。
女性 40代
「奥の細道」は教科書だと一瞬で通り過ぎてしまい、読んだことがありませんでした。
句に出てくる景色のイメージや詠みこまれた色彩の対比、空間の広さや多義的な語の使い方を教えていただいて、こんなにとことん細心につくられた、スペクタクルな句なんだ!という発見がありました。
詠まれた内容をことごとく、かつ美しく訳しきってやろうという、英訳者の気合いと執念がまたものすごくて楽しい・・・
日本人に生まれて良かったなと思う講座でした。
学校で古典や英文の授業が好きだった方、ことばの好きな方はきっと好きだと思います(^^)
源氏物語とかも聞きたいです!
女性 40代
2回目の参加です。芭蕉の目線で旅するような気分です。今回は山形県でした。奥の細道は厳選され尽くした至極の表現や言葉が使われているとのこと。改めて読んで納得です。こちらの講座で改めてじっくり読むことができてよかったです。ドナルドキーンさんほか英訳も読めるのも嬉しいです。