ブッダと心理学｜行動経済学入門-後悔しない選択をする方法

「毎日が同じことの繰り返しに感じる。新たな刺激がほしい」
　 　
「今までない学びを得て、スキルアップや、いい人間関係づくりに役立てたい」

「職場以外の友達がほしい」

そんな気持ちに応えられるよう、この勉強会では、いろいろな職種の方が参加されて交流を深めていただくとともに、日常に生かせる心理学を紹介します。


今回は、
ブッダと心理学に学ぶ「行動経済学入門-不合理さを知り、後悔しない選択をする方法(可能性の扉を閉じる編)」
についてです。


『予想どおりに不合理』という本をご存知でしょうか。

こちらは、デューク大学教授で行動経済学者のダン・アリエリー氏によって書かれた、行動経済学ブームの火付け役ともいわれるベストセラーです。


「行動経済学」とは、「心理学と経済学」ともいわれ、心理学と経済学の両方の面を持っている、比較的新しい学問です。

それは、ふつうの経済学とどこが違うのでしょうか。


大きな違いは、人間をどのような存在と見ているか、です。

ふつうの経済学は、人間は完璧な理性を持っていて、経済的に損をするような選択はしないと仮定しています。

対して行動経済学では、人間はだいたいにおいて適切な選択をするものの、時に重大なエラーを犯してしまう、はるかに合理性を欠いた存在であるといわれているのです。


たとえば、

・さっさとやってしまえばいいのに、問題・課題を先延ばしにしてしまう
・快楽を我慢できずに散財して貯金ができなかったり、喫煙や暴食をして禁煙やダイエットを断念してしまう
・他人と比較しては落ち込み、いまの生活に満足できずに無いものを手に入れようと躍起になってしまう

など、思い当たることも多いかもしれません。

こういう選択をするたびに後悔し、自己嫌悪になることもありますね。


しかしこのような不合理な選択は規則性があるゆえに予測することもできます。

私達がいかに予想どおりに不合理かを知ることで、後悔する選択を回避して よりよい決断ができ、いまよりもっと幸せに生きることができるのです。


ワークショップでは、

・行動経済学とはなにか、私達の生活にどう役立つのか
・私達が陥りがちなエラーと、その具体的な対処法

についてお話ししていきます。


それと同時にお話しするのが、ブッダの教えです。
ブッダとは、2600年前に悟りをひらき、仏教を説いたお釈迦様のことです。

お釈迦様の説かれた仏教にも人間の心の仕組みが詳細に教えられています。それは高名な認知科学者が「ブッダは偉大な心理学者である」と絶賛するほどです。

仏教は学ばれたことがない方にもわかりやすく、仏教の観点での「後悔する選択を避け、よりよい決断ができる方法」をお話しします。


＜勉強会の内容＞

◯行動経済学とは？ふつうの経済学との決定的な違い

◯人間の不合理さを知り、よりよい決断するステップ

　1.不合理な選択をする理由を知る
　2.プライミング効果の利用
　3.可能性の扉を閉じる
　※今回は３番目について（どの回から参加されても、ご理解いただける内容です）

◯人生の選択肢が多いほど、実は損をしている？
　可能性の扉を開いておくことのデメリット

◯あなたは「最大化人間」？「満足人間」？
　選択に対する人間の２種類のタイプ

◯可能性の扉を閉じ、人生の満足度を高める３つの方法

　1.いくつかの扉を意図的に閉じる
　2.幸福の基準として重要な４つの要素を考える
　3.消えかけている価値ある扉に気づく

◯仏教の観点から知る「後悔する選択を避け、よりよい決断ができる方法」