現役のお医者さんが教える腸と健康セミナー　ダイエット編

こんにちは、Dr.OTAKAです。以前勤務していた病院の食堂では、定食を頼む時、ご飯の量を小盛り、普通盛り、大盛りから選ぶことができました。当時、私は低糖質ダイエットをしておりましたので、ご飯はいらないと断るか、我慢できない時は小盛りを選んでいました。私も含め、小盛りを頼んでいる人たちを見ると、ことごとくお腹が出ているお医者さんで、悲しくなったものです。


こんなに我慢しているのになぜ痩せないのか？当時は筋肉量が少ないから太りやすいのだろう、運動して筋肉をつければ基礎代謝が上がって、普通に食べても太らなくなるだろうと思っていました。「我慢してもお腹が出ている周りのお医者さんと一緒のままでは嫌だ。筋トレしかない！」と意気込みましたが、毎日疲労困憊して深夜に帰宅する私には筋トレなどできませんでした。


一方妻は、ご飯は普通盛り、おかずも私と同じだけ食べているのに、痩せている。私より身体が小さい妻の基礎代謝は1000kcal、私の基礎代謝は1500kcal。私よりも多い食事をしている妻が痩せていて、私の方が太っている。妻がそれほど運動をしているとも思えませんでした。


カロリーの出入りをコントロールすれば痩せられる、つまり、食事で入ってくるカロリーを減らして、運動でカロリーを消費すれば痩せられると思っていた私の頭には、この現象は全く理解できませんでした。しかし、カロリーの出入りだけで太るか痩せるかが決まるほど人間の体は単純ではありません。


炭水化物が消化され、ブドウ糖となり小腸から吸収される。血流に乗って全身に送られる。エネルギーとしてその場で使われたり、脂肪細胞に入って脂肪として蓄積されるものもあれば、筋肉にグリコーゲンとして蓄えられるものもある。ブドウ糖がどこに行くのか決めているメカニズムは一体何なのでしょうか？


2008年にスタートしたヒトマイクロバイオーム・プラジェクトを皮切りに、世界中の研究者が次々と、私の疑問に答える研究成果を発表してくれています。腸内細菌を活かすか活かさないかで、吸収した糖質が、脂肪となり脂肪細胞に蓄積されるか、グリコーゲンとなり筋肉を肥大させるかが決まります。



今世間でもっとも流行っている低糖質ダイエット。本当にカラダに良いのでしょうか？私はもっと腸内細菌を大切にした健康的な方法で皆さんにダイエットをしていただきたいと思っています。ただ痩せるだけでなく、心も体も健康になって欲しい。


セミナーでは、『低糖質ダイエットの真実』に始まり、最新の腸活ダイエット理論まで、世界中の研究者が発表している最新の論文内容に基づいて、わかりやすく解説します。意識してもらいたいのは『腸内細菌』です。セミナーでは、なぜ『腸内細菌』を活かすことが大切かお教えします。


初めての方でもわかりやすく学べる会になっています。健康的でリバウンドしないダイエットに取り組みたい方、お待ちしております。