重大インシデントになる前に！セルフユーザビリティテスト講座

【残高消失の原因はユーザーの操作ミス…？】

昨今スマートフォンアプリを用いた決済サービスのトラブルが話題になっています。原因は様々ですが、もっとも忘れられがちなのが「使いやすさ」です。使いやすさは数値目標として記述することが難しいため設計仕様書作成時に無視されてしまうことが多く、その結果、仕様書通りに完璧に動くにもかかわらずコールセンターに苦情の電話が殺到するといったインシデントが発生します。

さて、みなさんは設計仕様書に使いやすさ目標値が記載されるまで辛抱強く待ちますか？

この講座は、設計者が自分の設計した製品やサービスの使いやすさを評価する簡易的なユーザビリティ評価手法「セルフユーザビリティテスト」を学ぶ2時間の講座です。

この講座はユーザビリティについて体系的に学ぶ機会の少ないIT系中小企業・フリーランス・学生の方を主に想定しています。初心者の方も改めて学び直したいとお考えの方も、ぜひ本講座にご参加下さい。


【ユーザビリティとは】

ユーザビリティとは、直訳すれば「使いやすさ」ですが、ユーザビリティは世間一般的な使いやすさと異なる概念です。特に「ユーザビリティとは目的達成しやすさである」「ユーザビリティは品質管理可能である」といった点が大きな違いです。JIS Z 8521では「ユーザビリティ(usability)：ある製品が，指定された利用者によって，指定された利用の状況下で，指定された目的を達成するために用いられる際の，有効さ，効率及び利用者の満足度の度合い」と定義されています。


【セルフユーザビリティテストとは】

セルフユーザビリティテストについては明確な定義はありません。概ね、設計者が自分の設計した製品やサービスの使いやすさを評価すること、および、評価の専門家でない設計者でも実施可能な簡易的なユーザビリティ評価手法を指します。


【期待できる成果】
* セルフユーザビリティテストとはなにかを理解できる
* セルフユーザビリティテストの手法を理解し、仕事で実践できるようになる
* ユーザビリティを重視したものづくりを行うことで製品やサービスの満足度が上がる