摘みたて藍の生葉と本藍蒅(すくも)でシルクor手拭いを染めよう!

対面

清涼感のある生葉染めと、本藍染「すくも」を使ってシルクの半衿や日本手拭いの本格的藍染体験!

こんなことを学びます

今年は生葉染の清々しい色に加え、深く味わいのある本藍「すくも」での本格的藍染体験をします。

草木染めの中でも藍は揉み出すことで自ら醗酵し、媒染を使わずそのものの色水が生まれて染めることのできる唯一無二の植物なのです。

そしてその藍葉を使った本藍「蒅」での藍染はなかなか経験できるものではありません。

藍染の歴史は古く、中国後漢時代に(藍より出でて藍より青し)と記され、「出藍の誉」ということばが生まれています。
日本では奈良飛鳥時代の藍で染められた布が見つかっていることから生活の中に藍が身近であったことがわかります。

「蒅」から作る藍玉は何段階かの工程があり、時間も人手も、金銭的にもかかることから、庶民の藍染は生葉染だったのではないかと言われています。

今回は、シルクに加え綿100%の白地手拭いを使って、ぼかしや絞りでオリジナルの藍染体験してみましょう。


<生葉染めとは>

蓼藍(タデアイ)の生葉を揉み出して染液を作り、生地を染める染色方法で
藍染めの中でも葉を採取出来る夏の間短い期間限定の染め方です。

染液を作るところから体験できます。

<本藍「蒅」とは>

藍の葉を乾燥し、発酵~熟成させて作る染料。
藍染の染め上がりの決め手となるもので、浴衣や一般的に藍染と呼ばれるものはこの工程を経た「藍玉」を使っています。

今回は染料の安定供給のため、丸葉藍と長葉藍のブレンドしたものを使用します。

<「丸葉藍」とは>

蓼藍の原種、古来より生で染料として使用されてきた薬効のある本藍です。

染料としての藍にはいろいろ種類があります。
現在一般的に育てられている藍は掛け合わせでできた「長葉藍」と言う増産できるタイプが主です。年を追うごとに葉が小さくなり染めには向かなくなってくる品種です。
「丸葉藍」は原種で大量生産はできないものの、染料としての力は「長葉藍」とは比べもにならない力を持っています。そこから採れた種は毎年しっかり染料になる優れた古代種です。

*染液がはねる場合がございます。汚れても良い服装か着替えをご持参の上ご参加ださい。エプロンをお持ちでない方には貸出もございます。

手拭い、シルク どちらかをお選びいただきます。
両方ご希望の場合は別途材料代がかかります。

シルク   1000円〜
手拭い生地 500円〜

その他基本の材料以外にショール、チーフなども別料金になりますがご用意可能です。

染めたいものをご用意いただく場合、その重さにより追加の藍分、料金が発生することがあります。
続きを読む

開催日程がありません

開催予定エリア新宿・代々木

価格(税込)¥6,600

現在は開催リクエストを受け付けていません
受けたい
71人が受けたい登録しています

対面受講日程

開催日程はありません。

対面受講料に含まれるもの

・参加費には染めるための染料費(生葉藍、すくも)、素材費(基本生地 絹100% あるいは綿100% )、染めに使う道具貸し出し、施設代が含まれています。
・その他の生地持ち込み、追加の場合、差額にて受け付け致します。
・プラスの素材が必要な時は別途生地の販売が可能です。
・生地持ち込みについては、生葉、蒅追加分で¥1500〜¥3000がかかります。(生地重量最大50gまで)
*基本絹か綿ですが、他素材に関しては事前にご連絡下さい。
*生葉は植物性の素材に染まりにくい為、更に薄い発色になります。
*「蒅」は植物性の素材にもしっかり染まります。
*素材のお持ち込みは事前に下処理が必要な場合が有りますので、事前にご相談ください。

この講座の先生

大澤 曜のプロフィール写真
染色家
大澤 曜
デザイン科で染織を学んだのをきっかけに染色を始める。

2002年より自宅の畑にて蓼藍を栽培。

現在はデザインから型を起こし、型染、手差しなどの技法で作品制作しています。

2009年より染の町中井で開催される「染の小道」にて、染色暖簾作品を毎年展示。

同イベントで2014年から作品展を毎年開催。

この講座の主催団体

  • 18人
  • 11回
和の世界をカジュアルに楽しむ

和の世界を気軽に楽しみませんか?
毎週、毎月、色々なワークショップを開催しています。奮ってご参加ください。
単発のスペシャル講座もあります。

主催団体に質問する 主催団体ページを見る

当日の流れとタイムスケジュール

<プログラム>
10:00~12:30
14:30~17:00


<定員>
各回4~6名程度
*プログラムは大体の目安となります。
個人差がございますが、1作品作るのに40~60分ほどかかります。
お時間余裕を持ってお越しください。
続きを読む

こんな方を対象としています

染色に興味がある。
藍の効能に興味がある。
自分の着物の半襟を藍で染めたい。
など、どんな切り口からでも楽しめる染色体験です。
続きを読む

受講する際は以下をお読み下さい

汚れてもいいようなタオル、持ち帰り用のレジ袋、エプロン、あればゴム手袋などお持ち下さい。
続きを読む
※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

レビュー7

  • 楽しかった( 7 )
  • 勉強になった( 5 )
  • 受ける価値あり( 6 )
  • この講座は「無心になる講座」でした
    女性 40代

    葉っぱをむしるのにひたすら無心になる感じでした。今年は一回で思う色に染まったので、良かったです。
    また来年も参加してまたショールとかも染めたいです。ありがとうございました。

  • この講座は「綺麗な青」でした
    女性

    二年目の参加です。葉っぱを揉んで作った液で染めては空気に晒してを繰り返して染めていきます。液は緑色ですが空気に触れると水色に染まっていくのが楽しいです。本藍染と組み合わせてより深い色合いが出せます。納得いくまで染め直しもさせていただいて世界で一つだけの作品が出来ました。また機会があれば参加したいです。

  • この講座は「童心に帰る講座」でした
    女性 40代

    蓼藍の葉を摘み、チギリ、色を出して泡立つまでゴシゴシと、洗濯ネットをして濃い抹茶色になるまで、ワクワクして童心に帰ります。また、そこから染めると綺麗な水色!
    ワクワクし通しでした。
    また来年、参加したいです。

  • その他のものづくり体験のおすすめの先生その他のものづくり体験の先生を探す

    その他のものづくり体験の関連カテゴリーから講座を探す

    先生のスキルから探す

    関連エリアから探す