■ぼくたちモノづくりエンジニアは、この先どう働けばいいのか?
この悪循環から抜け出し、ぼくたちが創った商品・サービスが世の中に役立つにはどうすればいいのか?
その答えとして、ビジネスモデルについての理解を深め、自分たちが仕事全体を俯瞰する必要があるということです。まずは自分の仕事がお客さんに届くまでの構造に目を向けてみます。
「ビジネスモデルってなに!?」 、「モノづくりエンジニアにビジネスモデルは必要?」という疑問。
書籍やネットをしらべると「儲かるしくみづくり」、「どのように価値を創造し、顧客にとどけるかを論理的に記述したもの」、「どのような事業活動をしているか、あるいは構想するかを表現する事業の構造のモデル」などなど、星の数ほど定義はあります。正解はありません。
ただ、そこに共通するのは「誰に、どんな価値を届ける?」「創った価値を届けるために誰と組んで、どうやって届ける?」、「お客さんにどんなふうになってもらいたい? 」という視点。
これらは、ぼくたち、モノづくりエンジニアが忘れがちだけれど、お客さんに喜んでもらうには、とても大切な視点です。
■モノづくりエンジニアがビジネスモデルを学ぶ必要がある理由
きっと、ぼくたちモノづくりエンジニアは技術・商品・製品開発だけではなく、顧客開発も求められる時代になってきたんですね。
いまどきのモノづくりエンジニアは専門知識・スキルのバージョンアップだけではなく、時代の流れを読み、かつ、お客様のニーズの把握、お客様に商品サービスを届けるなど、お客様の悩みを解決する全般を理解し、自分のビジネスモデルをつくらなければならない時代が来ている!そんな感覚を肌で感じます。
「でも、どうやって?」
ぼく自身、モノづくりエンジニアとして働きながら、ビジネスモデル・デザイナー®というパラレルキャリア活動を通じて、わかったことがあります。
「ビジネスモデルを創るのとモノづくりエンジニアの相性はとてもいい。 」
ビジネスを構成する要素があって、その各要素をどう組み立てると動作するか、仮説を立て、試行錯誤する、得たい結果でなければ、どこに原因があるのか?原因を探して、改善のフィードバックをする 。
これは技術開発行のプロセスそのものと思います。 ただ、少し、社外まで目を向ける視点をもつだけで、モノづくりエンジニアのぼくたちの世界は十分広がり、可能性に満ちています。
■モノづくりエンジニアのビジネスモデルをつくる最初の一歩
まずは、技術開発を少し高い視点に立って仕事全体を俯瞰するとみえてきます。
「お客さんは誰か?」、「自分の提供できる製品(価値)はなにか?」、「お客さんは自分の提供価値をつかうことでどうなってほしいのか?」
これがビジネスモデルの基本構造です。
■ビジネスモデル発想基礎講座の開催案内
今回、上記のビジネスモデルの基本構造に加えて、さらにビジネスを安定的、継続的なビジネスモデルつくるモノづくりエンジニアのための「ビジネスモデル発想基礎講座」を開催します。
※ビジネスモデル発想基礎講座の詳細を知りたい方は下記リンク先をご参照ください。
http://sbbs.or.jp/kouza-detail/kouza-rank2