【定員は15名です。ストアカ以外でも募集しているため、ストアカの定員は残り人数を表示しています。早期に予約を終了することもありますので、お早めにご予約ください。】
インプロとは即興演劇のことです。台本も設定も役も決まっていないところから、プレイヤーたちはお互いを受け入れあいインスパイアしあいながらシーンを生み出していきます。
もともとは俳優の訓練として行われていたインプロですが、現在では創造性・コミュニケーション・チームビルディングといった観点から教育においても活用されています。アメリカではApple、Pixarといった企業も研修として取り入れています。近年日本においてもその教育的な価値が注目されています。
《インプロを通して学べること》
・失敗を恐れなくなる・チャレンジできるようになる
・人前で緊張しすぎなくなる・自然体でいられるようになる
・人と関わることが楽になる・人を喜ばせることが上手になる
・アイデアがたくさん出るようになる・決断力や行動力がつく
・ユーモアをもって生きられるようになる・よく笑うようになる
インプロとは?
https://improsophy.jp/impro/このワークショップはインプロの基本的な考え方やゲームを学んでいく月1回のワークショップです。各回完結のため1回のみの参加でも大丈夫ですし、連続して通うことでインプロを幅広く学ぶこともできます。毎月異なる内容を扱い、約6回でインプロの基本的なゲームを一通り体験することができます。
《誰のためのワークショップ?》
■インプロに興味がある学生・社会人
このワークショップはインプロワークショップの中でも参加しやすいワークショップとなっています。「インプロに興味はあるけれど、どのワークショップに行ったらいいか分からない」という人におすすめです。参加にあたって演劇経験は必要ありません。
■インプロを教育に活かしたい教育者
インプロは教育現場において注目されています。私(内海)は東京学芸大学の教育学部出身であり、小学校から大学までインプロを授業として行ったことがあります。このワークショップでは教える側の視点もシェアしていくため、教育関係者にもおすすめです。
■インプロについて学びたい演劇関係者
現在「インプロ」という言葉は演劇界に急速に広まっています。しかし、そこで行われているものを見ると従来どおりの「面白いことをやりあう」即興であり、インプロとは呼べないものもあります。このワークショップはスタンダードなインプロを学びたい演劇人にもおすすめです。
《インプロにおいて大事にしている考え方》
このワークショップでは「インプロの父」と呼ばれるキース・ジョンストンの考え方を伝えながら進めていきます。以下はその中でも特に大事なものを紹介します。
■たくさん失敗する
人は間違えたり失敗した時に物事をよく学ぶことができます。しかし失敗することを許していないと、その経験を失ってしまいます。ワークショップでは何かをうまくやることではなく、「失敗する」ことについて学んでいきます。
■がんばらない
人前で何かをしようとすると頑張ってしまいがちです。しかしそうすると体もアイデアも凝り固まってしまいます。人は自然体であるほうが力や創造性を発揮できます。ワークショップでは何かを頑張ることではなく、「がんばらない」ことについて学んでいきます。
■相手にいい時間を与える
インプロは自由に行うものですが、それぞれが自分勝手に振る舞うものではありません。いいインプロとは一緒にインプロをやった相手とお互いにいい時間を過ごせるものです。ワークショップでは自分が自由になることだけではなく、相手を自由にすることについても学んでいきます。
《このワークショップで扱うゲーム》
キース・ジョンストンはインプロを学ぶ方法として数多くのゲームを開発しました。このワークショップではこれらのゲームを使ってインプロを学んでいきます。ここではいくつかのゲームを紹介します。
■ロボットゲーム
基本は2人組で行うゲームです。1人が操縦者、 1人がロボットになり、操縦者がロボットを操縦します。ロボットは背中を1回叩くと進み、2回叩くと止まります。また、右肩を叩くと右に曲がり、左肩を叩くと左に曲がります。ただしロボットは何かにぶつかりそうになったらサインを出して止まります。障害物を用意するのもよいでしょう。
ロボットをうまく操縦することが重要なゲームではありません。むしろ一度も失敗せずに(サインを出さずに)ゲームを終えると物足りなさを感じます。そこが安全な場所であれば、失敗することは本来面白いことであることを体験できます。シンプルなゲームですが、難易度(障害物の多さやロボットの速さ)をうまく調整できると非常に楽しいゲームになります。
■次どうなるの?(目つぶりバージョン)
2人組で座って行うゲームです。ひとりは目をつぶります。目を開けている人が目をつぶっている人に「次どうなるの?」と尋ねます。目をつぶった人はそこに見えるものを口に出していきます。夢を見るような感じで行います。アイデアは必ずしもストーリーにならなくても大丈夫です。
スポンテイニアス(自然発生的)な状態を体験するためのゲームです。同時に、スポンテイニアスなアイデアはとても個性的なことに気づくゲームでもあります。夢が人によって全く違うように、出てくるアイデアが人によって全く違うのが面白いゲームです。
■魔法の箱
2人組で行うゲームです。ふたりの間に架空の箱を用意し、ひとりがひたすら架空の物を取り出していきます(例:「りんご」「ダンベル」「猫」)。見ている人は、相手が物を取り出しやすくする役割を果たします。それは相手が取り出したものに「いいね!」と好意的に反応することだったり、ヒントを出す(例:「何か丸いものが入っていますよ」)ことだったりします。
どうしたら相手がアイデアを出しやすくなるかを学ぶゲームです。いくつかのコツはありますが、唯一の正しい方法はありません。常に相手の様子を見ながらやっていく必要があります。相手にいい時間を与えることの楽しさと難しさが分かるゲームです。
■ステータスパーティー
ステータス(Status)は演劇用語で、その人の偉さを表します。ステータスが高い人は偉そうな人のことであり、ステータスが低い人は腰が低い人のことです。
ステータスは身体の形を変えることで変えることができます。例えば胸を張り、相手の目をじっと見るようにするとステータスが上がります。反対に、胸を窪め、相手から目をそらすようにするとステータスが下がります。
ステータスパーティーはステータスの高い身体や低い身体でまわりの人と関わるゲームです。不思議なことに、ステータスの高い身体を作ると話す内容も自信にあふれたものになります。反対に、ステータスの低い身体を作ると話す内容は自信のないものになります。演劇のテクニックの中でも日常生活に最も活かしやすいもののひとつだと思います。
コミュニケーションは難しくて上手くいかなかったとしても大丈夫なんだということが分かり、リラックスして話したり体を動かせました。
人前で話す訓練にもなり受講して本当に良かったです。
また参加したいです。