古文書を歴史のまちなみ橿原市今井町の古民家で学ぶ

対面

原典も読まずに歴史の話してる? あなたにも古文書を読める日がきっと来ます。

こんなことを学びます

<こんなことを学びます>
日本の古文書の筆文字には独特の崩し方があり、現代人はたった150 年前に書かれた文字が読めません。特に歴史好きな人、ボランティアガイドなどをされる方には古文書を読めるようになって欲しいものです。自分で原典にあたると「歴史通」の話している解説がいかに間違いだらけか気づくようになります。

この教室では室町から江戸時代にかけての古文書の読み方、歴史背景を学びます。質問はいつでもOK。講師の吉井敏幸先生はどんな質問にも丁寧に、しかも面白おかしく答えてくれます。

<こんなことが出来るようになります>
古文書の筆文字の崩し方のパターンを学ぶことで、普通の人には読めない室町、江戸時代の筆書きの文章が徐々に読めるようになります。また現代では想像もつかないような当時の統治方法、納税システム、身分制度、礼儀、風習、しきたりなどが理解できて、自分の言葉で語れるようになります。

<こんな風に教えます>
少人数の教室です。教材は筆書きの文書をコピーしたもの。そしてそれを吉井先生が解読してワープロで打ったもの(翻刻版)を最初に渡します。まずは翻刻版で読み下します。古文書には独特のリズムがあり、音読みするのが楽しいものです。ワープロ打ちの翻刻版が理解出来たら原書(文書のコピー)の解読を学びます。古文書の筆文字の崩し方は独特で読みにくいものですが、一定の規則があり慣れてくると次第に読めるようになります。

そして何より楽しいのがその文書の社会経済的な歴史背景。先生の解説を聞いていると驚くことばかり。変な表現ですが自分がどんどん日本人になって行く気がします。先生への質問はいつでも大歓迎です。

講義は90分ほどで一度切り上げ、そのあとは雑談タイム。先生と生徒が歓談します。もちろん歴史や古文書に関する話題は大歓迎です。和菓子と抹茶一服差し上げます。

<会場はこんなところ>
会場は「今井町まちづくりセンター」。橿原市今井町の称念寺のお向かいの古民家です。古民家とはいえ内部はモダンに改装すみ。冷暖房完備で、とくに冬の床暖房はとても気持ちいいです。机椅子式の教室で、スライドプロジェクターとホワイトボードを使用します。

<持ち物>
ノート・鉛筆をご持参下さい。

<定員>
10名程度とします

<教材のタイトル>
こんな教材を使います。基本的に称念寺文書ですが、これを勉強すれば当然他の古文書解読にも応用がききます。
① 天正3年(1575)織田信長朱印状
② 慶長5年(1600)徳川家康禁制
③ 天正4年(1576)違乱停止ニ付明智光秀書状
④ 慶長19年(1614)板倉伊賀守禁制
⑤ 享保5年(1720)称念寺境内年貢御免許ニ付覚
⑥ 享保5年(1720)称念寺境内除地ニ付覚
⑦ 寛永15年(1638)肥前国島原一揆ニ付言上
⑧ 延享3年(1746)称念寺明細書上
⑨ 貞享元年(1684)今度御触奉承知乍恐書上仕ル口上之覚
⑩ 貞享元年(1684)今度御触奉承知乍恐書上仕ル口上之覚
⑪ 正徳3年(1713)順明寺ニ付言上覚

<主催者>
この古文書教室は「大和まちなみ文化塾」が主催します。
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開催日程がありません

開催予定エリア奈良県内

価格(税込)¥1,500

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対面受講日程

開催日程はありません。

対面受講料に含まれるもの

受講料には授業料、場所代、教材費、和菓子と抹茶代、駐車場代(事前申込制)、が含まれます。

この講座の先生

吉井 敏幸のプロフィール写真
大和(奈良県)の中世・近世歴史のエキスパート
吉井 敏幸
元・元興寺文化財研究所研究員
元・天理大学文学部歴史文化学科教授

国、県、市町村の文化財調査に多く関わって来られました。
各地で市民向け古文書講座を担当されてきました。

室町、江戸、明治期の文書の解読だけでなく、その社会経済的な歴史背景を楽しく解説していただけます。

この講座の主催団体

大和まちなみ文化塾 

主催団体確認済み
  • 2人
  • 1回
大和まちなみ文化塾

1948年創立の大和珠算学校を母体として2018年に発足した組織です。伝統的な文化の楽しみ方を教える教室を色々なトピックで開催しています。例えば
 ● 日本酒教室
 ● 古文書教室
 ● 和菓子皇室
 ● 茶の湯 
 ●生け花 などです。

今後ともトピックを増やしていきます。近代に入ってきた文化でも十分に私たちの生活に根付いていれば教室のトピックにしていきます。今後検討してい...
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主催団体に質問する 主催団体ページを見る

当日の流れとタイムスケジュール

<所要時間>
午後2:30から午後4:30までの2時間程度です。

講義は90分。教材を区切って発表したい生徒さんが読み、そのあと先生からの訂正や、解説が入ります。 古文書は原本のコピーとそれを先生が活字にした「翻刻分」を配ります。その他2,3の資料があります。

あとの30分は和菓子と抹茶での和(なごみ)タイムです。歴史好きな生徒さんが多く、歴史談義に花が咲きます。

教材以外の古文書を持ち込んで相談されている生徒さんもいます。


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こんな方を対象としています

歴史が好きで自分の言葉で語りたい人
毛筆崩し字の古文書が読めるようになりたい人
ボランティアガイドなどで神社仏閣、歴史的まちなみを案内する人
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受講する際は以下をお読み下さい

ご都合に合わせて来れる日にご参加ください。授業料は毎回の都度払いです。

自動車での来場には公民館の駐車場がご利用いただけます。事前にお知らせいただければ公民館に申請して駐車無料券を確保しておきます。駐車無料券は教室受付時にお渡しします。
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※ストアカでは講座に適用される保険を用意しています。詳しくはストアカ補償制度をご覧ください。

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