"動き方"の基礎レッスン

あなたは今どんな悩みを抱えていますか？
あるいは「もっとこうなりたい！」という向上心を持っていますか？

「●●をすればうまくいく！」というメソッドは数多くありますが、期待するほど効果が無かったり、効果が長続きしなかったり、かえって悪化してしまうということがよくあります。どんな有効なメソッドも、それを「どのようにやるか」という点に問題があると狙い通りの成果はあがりません。
健康的になるのが目的の運動やスポーツで体を壊すなんて話はよく聞きします。それはやり方が悪い、というところに原因があります。せっかくの運動は楽しんで効果も出したいですよね。

本来「何をやるか」のベースに、それを「どのようにやるか」を、指導者も受講者も理解している必要があります。しかし現実はそうではなく、「何をやるか」ばかりに目を向けているものが多く、指導も判を押したようにカリキュラムを繰り返すだけのもになりがちです。

「どのようにやるか」とは、簡単に言えば「どのように考えて、どのように体を動かすか」ということです。「考えて、身体を動かす」というシンプルなプロセスは人間の全ての活動の基礎です。これがうまくいっている人は、どんなことも上手にこなすことができます。逆に、これができていない人はどんな方法論を学んでも何もうまくいきません。

「あの人と同じようにやっているのに上手くいかない」と嘆く人は多くいますが、私が今までレッスンをしてきた経験では、事実その人は「何をするか」という部分では同じことをしているように見えるのですが「どのように動いてそれをやっているか」という部分では全く違うことをしている、ということが大半でした。

優れたメソッドというものは世の中にたくさんありますが、それを使いこなす自分自身の動き方次第では、それは本当の効果を発揮することはできません。
どんな優れたソフトウェアも、故障したハードウェアでは動かすことができないように、まずは活動の基盤である"動き方"を先に整えておく必要があります。


このセミナーでは「アレクサンダー・テクニーク」というメソッドを使って、物事をどのように行うか、という全ての活動の基礎になる"動き方"を指導しています。人間の解剖学的な構造や性質といった普遍的な知識を修得し、実際の受講生の動きを見て、その人がよりよく活動することができるように指導いたします。

「アレクサンダー・テクニーク」という名前を聞いたことがあるでしょうか？これは「自分の使い方」を学ぶ希少なメソッドで、あらゆる活動に応用することができます。100年以上の歴史があり、近年は演劇やダンスなどの大学で教えられていたり、介護の現場で応用されるなど様々なジャンルで利用されているものです。腰痛の改善などの効果も報告されており、国によっては代替医療として保険が適用される国もあります。

"動き方"を学ぶことは、これから何を学ぶにしても大きな助けになります。それどころか、普段の問題の原因がそもそも"動き方"にあることも多く、それ自体で悩みが解決してしまうことも少なくありません。

"動き方"が良くなるとすぐにわかることは、その人の所作や声が自然に、伸びやかになるということです。それによって心身の負荷が減り、ストレスや痛みの改善が期待できますし、印象が変わり人とのコミュニケーションにも影響を及ぼします。存在感や表現力も変化するので、プレゼンや音楽の演奏やダンスなど、パフォーマンスにも良い影響が期待できます。
逆に、どんな素晴らしい改善を謳ったメソッドも、その人の"動き方"が悪くなっているとしたら要注意です。将来的に全身を蝕んでいく原因になりかねません。これは下手な病気よりもタチの悪いものです。（声が硬く、所作が不自然になるような指導には要注意です！）

問題に直接アプローチしないのに、最短距離で目的を達成する最強の回り道、それが"動き方"を学ぶことです。これは訓練で誰でも必ず改善することができます。

これから何かを始めようという方や、今何か取り組んでいることがあるが結果がなかなか出ないという方は、"動き方"を学ぶことを強くおすすめします。

本気で自分を改善したい方の参加をお待ちしています。