「いい写真とは?」を考える・「作品づくり」のきっかけに
開催日程はありません。
自動車開発業から一転、フォトグラファーへ。
カメラマン歴10年以上。
企業の撮影部門立ち上げなど撮影コンサル実績。
料理・商品撮影・メディア取材同行。
選挙ポスター撮影(地方~国会議員)
<写真展>
「雪とけて それから」富士フイルムフォトサロン 2010年
「はじまりの唄」キヤノンギャラリー銀座・梅田・福岡 2013年
「一滴の継承」キヤノンギャラリー 銀座・梅田・福岡 2016年
「ピアニシモ」リコーイメージングスクエア東京 2021年 など
<著書>
・キヤノン EOS Kiss X6i & X5 撮り方ハンディ...
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今回は3つのモノクロ写真展を巡りました。
1つ目 西村勇人「遠ツ根ノ国」
神話の物語りが聞こえてきそうな、そんな風景を求めて彷徨ってるような、そんな写真展でした。
2つ目 野村佐紀子「そして私は愛について考える」
パワーのある写真、突き刺してくるポートレートを、静かな風景が少しホッとさせてくれる。これからモノクロを撮っていこうと思っている私に、刺さってきました。
3つ目 染谷學「ほうたれ」
2年ぐらい前に撮った写真だと聞きましたが、昭和の懐かしい匂いがするような写真展でした。
今日もいろいろレクチャーを受けながら、みんなの感想も聞きながら楽しい写真展巡りでした。そしてその後暗室作業、2回目でまだまだ心配でしたが少しは慣れて、自分の思うように引き伸ばし作業ができるようになりました。
モノクロ、これからはまります。
ありがとうございました。またよろしくお願いします。
ゾーンシステム研究会:被写体をじっくり観察し、丁寧に撮り、よく考えて現像した事が伝わる作品の数々で、見入ってしまいました。撮る時に私ももう少しよく観察してから撮ってみようと思いました。
爪と水:タイトルは好きでした。ご本人はあまり意図がないような事を話してましたが、本当はあるんだろうなと思いました。こういう写真は言葉があってこそという気がしましたが、検索したら以前の展示の写真には全て言葉が添えられていました。
神の真庭:ゾーンシステムを見た後ではプリントや照明が残念に感じてしまいました。
インベカヲリさん:日曜日の午後に放送してるドキュメンタリーを観ている気分でした。文字が小さいし内容が重いので、展示で沢山見るのは疲れました。私は見ていて気持ちがスーッと良くなるような写真が好きだとあらためて思いました。
写真展巡りの感想です。今回はすべてモノクロ。
西村勇人「遠ツ根ノ国」は、これは本当に現代に撮った写真だろうかと思わせるような、神話の異界に引き込まれるような印象でした。モノクロによってその空気感がより強くなったような。
野村佐紀子「in silence」、愛の形、場面がいろいろな表現で描かれていて、圧倒されるような印象。より惹かれたのは、会場に置かれていた"�Flower"という写真集。冷めた色合いの花や情景が描く物語を感じて、買って帰ろうか迷いました。
蒼穹舎の展示については、前展のインパクトが強くて、あまり心に響いてくるものが感じられませんでした。ごめんなさい。
それよりも、オーナーさんが30年前、深瀬昌久の「鴉」を制作された方だったということに一同感銘を受けていました。正直「鴉」という写真集は初めてページをめくって拝見したのですが、何とも言えない寂寥感を感じました。後でググったら、妻と離別して故郷への旅立ちを起点として1976年から1986年にかけて撮影されたとのこと。書肆蒼穹舎販売されている写真集も興味深いものが多かったです。