「PowerPointを触らない」
プレゼンを成功させる上で最も重要なことを選ぶなら、この一言に尽きます。
プレゼンの可否は、レイアウトや色使いのような、個々のスライドの見せ方では決まりません。受け手が興味があるのは「プレゼン全体として、何を主張して、それをどんな根拠で支えているのか」です。その部分で受け手を満足させることができなければ、見せ方がどれだけ優れていたとしても関係ありません。
同じように、テンプレートとショートカットを駆使してスライドを素早く作ることにも、本質的な価値はありません。問われるのはスライドの中身(スライドが伝えていること)だからです。余計なスライドは作らずに「受け手に刺さるスライド」だけを作ることが、最も効率的な時間の使い方です。
つまり、「どのように見せるか」を考える前に、「何を伝えるか」を考える必要があります。
そして、「何を伝えるか」を考えるのに、PowerPointは不要です。Wordを触ってプレゼンの幹を作る方法を、一緒に勉強しましょう。
なお、成果物としてのスライドは作りますので、PowerPointにも少しだけ触ります。ご安心ください。
【講座で答える主な問い】
・プレゼンでは、何を、どういう順序で話すべきか?
・そのためには、どんなスライドを、どこに配置するべきか?
・それらのスライドには何を書き、どのように見せるべきか?
・それらのスライドに書くことは、どうしたら考えられるか?(これがメイン)
【どんな変化が起きる?】
・プレゼンが成功する確率が飛躍的に高まります
・仕事での手戻り(プレゼンが丸ごとゴミ箱行き、など)が無くなります
・スライド作成にかける時間を減らせます(無駄なスライドを作らなくなるので)
【サイト】
以下のURLに、講座の内容に近いことをまとめてあります。無料ですので、ぜひご一読ください。
https://liffel.com/presentation/logic当日の講座では、ビジネスケースでこのWordファイルを実際に作成し(随時、問題解決やロジカルシンキングの内容にも触れます)、それをプレゼンに落とし込むところまでを学びます。
【書籍の紹介】
本講座の内容は、電子書籍で発売中の以下の2冊に基づいています。
・『資料作成・プレゼンのプロセス ロジカルな資料作成・プレゼンテーションの教科書①』
・『資料の構成 ロジカルな資料作成・プレゼンテーションの教科書②』
講座の参加にあたり、事前に書籍を読んで頂く必要はありませんが、内容を確認したい方や、当日の学びを最大化したい方は、ぜひご一読ください。
※Amazonでの販売のみになります。ストアカの規約上、Amazonへのリンクは掲載できないので、タイトルで検索してください。
【文章で独学するのと何が違うの?】
率直に言って、「分かる」ことが目的であれば、上記の書籍・サイトで十分です。
しかし、「分かる」と「できる」は違います。プレゼンは「分かる」と「できる」のギャップが大きいスキルであり、本講座ではこの穴埋めをすることを主な目標にしています。
これまでの指導経験上、プレゼンを「できる」レベルに引き上げる上でハードルとなるポイントは以下の3つだと感じています。
①問題解決的な視点の欠如
・「すべきこと」ではなく、「分かったこと」を主張してしまう
・「受け手が知りたいこと」ではなく、「私がやったこと」を伝えてしまう
②ロジカルシンキング力の不足
・主張と根拠をゴチャゴチャにしてしまう
・論点を分解できない
③言葉の出力に対する不慣れ
・考えていることを口では言えるが、書き言葉で出力できない
・主語や目的語が抜けるなど、ビジネス使用に耐えうるだけの日本語を書けない
これらのポイントは、インプット中心になりがちな独学では、どうしても身につけにくい部分です。本講座では、大半の時間をアウトプット(ロジック作成、スライド作成)にあてながら、プレゼンを「できる」レベルに引き上げることを目標とします。
【持ち物】
・Word、PowerPointがインストールされたノートパソコン
ーソフトはインストールされてなくても大丈夫ですが、パソコン自体は必須です
をお持ちください。
また、予約締切後にグループメッセージを通じて、当日のワーク用のPowerPointテンプレートを送付します。PowerPointがインストールされている方は、ダウンロードしておいてください。
【その他】
・この講座は、Zoomを利用したオンラインセミナーです
・この講座は序盤から内容を積み上げる形式になっているため、遅刻すると理解が難しくなります。遅刻のリスクのない日程をお選びください
・進行によっては15分程度延長する可能性があります
・最少催行人数は2名です
先生の説明もわかりやすく、とても勉強になりました。
先生のフレームワークについての考え方は独特で直接講座で学んでみたいです。