新規事業の企画に役立つ14のツールと本ワークショップの概要を整理した「ビジネスモデルデザインの道具箱」発売中!
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「イノベーションの失敗はたいてい、重要な質問をしなかったことがそもそもの原因であり、答えが不正確だったことではない」(クレイトン・クリステンセン)
不確実性が高い(一方で、大きなポテンシャルを秘める)新規事業の企画において、売上目標に主眼を置く慣習的な事業計画はあまり役に立つことはありません。本ワークショップでは、2つ身近なテーマを題材に、仮説指向型計画法というアプローチで紹介されている「逆損益計算書(リバース財務ツリー)」、多様な顧客やパートナーとの間で交換される財やサービスを可視化する「価値交換マップ」、価値を生成、提供、獲得するための根拠を描写する「ビジネスモデルキャンバス」を活用したビジネスモデルデザインにおける収益モデルの構築を学習していきます。
財務に関する知識は全く不要です。一般的な常識と簡単な四則演算(例.収入からコストを引くと利益となる)だけで十分ですので、お気軽にご参加下さい。
本ワークショップは、2つの大きなテーマを取り扱います。
< テーマ➀:利益に影響を与える重要な変数の仮説設定 >
仮説指向計画法は、将来のある時点において必要とされる利益をベースとし、その利益を実現するために不可欠な変数に関する仮説を立てていきます。これは、売上や収入をベースとした目標に対していかに実績を近づけるかという点に重きを置く従来の事業計画とは正反対のアプローチです。
< テーマ②:利害関係者とのエコシステムと収益モデルの構築 >
価値交換マップを活用して、多様な顧客やパートナーとの間で交換、共有、伝達される財やサービスの流れ、プライシングメカニズムを描写していきます。シェアビジネス、プラットフォームビジネス、オープンコラボレーション/オープンイノベーションビジネスを目指す組織には必須のツールです。
◆◆こんな風に進めていきます◆◆
レクチャー、グループワーク、プレゼンテーションの繰り返しによって進めていきます。
< 題材➀:もしトイレットペーパーのサブスクリプションサービスを始めるとしたら? >
皆さんのグループは、日用品(アンダーウェア、コスメグッズ、健康食品など)のサブスクリプション(定期購読)サービスを始めることになりました。このビジネスモデルに関する財務の健全性をチェックするために、逆損益計算書(リバース財務ツリー)を生成し、プレゼンテーションしていきます。
< 題材②:もし健康をテーマとしたクックパッドのようなサイト構築を思いついたら? >
皆さんのグループは、特定のライフスタイル(健康、旅行、結婚、子育て、趣味、仕事、独立など)に関するクックバッドのようなサイトを作りたいと思っています。このようなシェアビジネスモデルに関する利害関係者との間で交換される財やサービスの描写、ビジネスモデルと収益モデルを生成し、プレゼンテーションしていきます。
◆◆こんなツールを活用します◆◆
・ビジネスモデルキャンバス(ビジネスモデルを構成する主要コンポーネント)
・リバース財務ツリー(利益に影響を与える要素の分解)
・価値交換マップ(利害関係者の間で交換/共有/伝達される価値)
◆◆こんな洞察や知見の獲得を目指します◆◆
< 利益に影響を与える変数 >
収入サイド(販売価格、販売数量、顧客数、購買頻度など)、コストサイド(固定コスト、変動コストなど)
< 収益モデルの5W1H >
何に対して課金するのか、誰に対して課金するのか、いつ課金するのか、どのように課金するのか、なぜ顧客は支払うのか、どこで実質的に利益を稼ぐのか?
< プライシングメカニズムと収益モデルパターン >
顧客特性ベース、バージョニング、バンドリング、フリーミアム、ジレットモデル、イールドマネジメント、顧客による価格指定、支払いたい分だけ支払うなど
< 利害関係者の間で交換される価値 >
プロダクト、サービス、金銭、データ、権利、信用、経験、評判、露出、コンテンツ
◆◆定員と時間◆◆
・定員 最大16名(開催場所によって変わることがあります)
・時間 9:30~17:30(1時間のランチタイムを含みます)
◆◆翔泳社BizZine記事◆◆
本ワークショップのさらなる概要は以下よりご覧ください。
http://bizzine.jp/article/detail/1922http://bizzine.jp/article/detail/1923◆◆ビジネスモデルギャラリー VOL.1&2(電子書籍)◆◆
国内外の主要なビジネスモデルをご覧いただくことができます。
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ビジネスモデルデザイン1日体験コース(基礎編Ⅰ)
顧客の真のニーズ発見とビジネスモデルの生成に焦点を当てます。
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午前中は参加者各自のビジネスモデル生成、午後はグループワークを行います。
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領収書が必要な方は、以下より発行いただくことができます。
http://goo.gl/2LiQep◆◆プレゼンテーション資料の抜粋◆◆
http://www.slideshare.net/kazuyashishirai/1-68035988
新規事業プランの段階で何よりも大切なのは、最終的なビジネスモデルを完成させることではなく、新規事業特有の不確定な要素を洗い出し優先順位を明らかに、POC段階で何を実施し、事業拡大判断をしていくのか?だと思います。
この講義では、そこに対する具体的な解と、プロセスを知ることができました。