真鍮をロストワックス技法で鋳造する方法を学びます。
3Dプリンターで出力したモデルを原型として使用しますので、シリコン等を使用する方法と比べ作業を簡略化することができます。
真鍮は錫やホワイトメタルと比べ融点が高く、酸化しやすいため鋳造にはコツが必要です。
また、指輪等の小さなものであれば比較的容易ですが、より大きなものを鋳造する場合格段に難易度が上がります。
この講座では、100~200g程度の真鍮を鋳造します。
講座の内容は銀や金に応用可能です。
<こんなことを学びます>
・鋳造に適した3Dプリント
・ロストワックス技法入門
<こんなことが出来るようになります>
3DCADやモデリングソフトで作成した3Dモデルを原型に、各種パーツやアクセサリー等をロストワックス技法で鋳造することができるようになります。
(3Dモデルの作成方法は講座内容に含みません)
<こんな風に実施します>
別途講座で作成している真鍮ランプのモデルを題材に学習します。
https://www.street-academy.com/myclass/158001座学と実習を繰り返します。
あらかじめ用意された原型を使用して、各参加者が交代で作業を進めます。
鋳造した鋳物をお持ち帰りいただくことはできません。
後日ご自身の原型を利用して鋳造することができます(別途料金)。
<持ち物>
作業に適した服装(燃えやすい素材不可。肌の露出する服装不可)
<定員数>
基本3名
座学では、金属の溶解温度と向いている鋳造方法の説明、3Dプリンタの設定方法や、ロストワックスに向いている3Dプリンタのフィラメントと埋没剤石膏の製品名を教えて頂きました。
実習では、3Dプリンタ出力品の石膏への埋没、真空脱泡から焼成までと、真鍮を溶解炉に入れ、石膏型への流し込みから取り出しまでを体験しました。
安全性に考慮しながらの実習でした。