伊勢神宮で行われる「新嘗祭」を前に、
民俗学者で五十鈴塾塾長でもある「神崎宣武」先生が、
新嘗祭の意義を詳しく解説します。
【新嘗祭】
新嘗祭は「しんじょうさい」ともいい、
古代から最も重要な宮中祭祀です。
天皇がその年に収穫された新穀などを
天神地祇に供えて感謝の報告をおこない、
自らも食する儀式です。
天照大御神が孫の瓊瓊杵尊に民の主食にするようにと稲を託し、
以来、天皇は稲づくりを使命としてお米の祭りをつづけてきました。
稲が見事に実った収穫を報告し感謝する祭りが「神嘗祭」で、
ついで「新嘗祭」で天皇が大神とともに召し上がることで、
民族のエネルギーが新しくされるのだそうです。
【今年の伊勢神宮・新嘗祭 日程】
日程 令和4年11月23日(水・祝)
〇 外宮(豊受大神宮) 大御饌 午前4時 奉幣 午前7時
〇 内宮(皇大神宮) 大御饌 午前11時 奉幣 午後2時
同じ日に伊勢神宮をはじめ全国の神社でもおこなわれます。
伊勢神宮では、外宮内宮で大御饌を奉り、
天皇からの勅使が幣帛を奉る奉幣の儀が行われます。
「新嘗祭」は29日まで125社全てで行われます。
昔は新嘗祭まで新米を口にしない風習がありましたが、
戦後は忘れ去られてしまいました。
勤労感謝の日になって、
その意義がすっかり忘れ去られてしまった「新嘗祭」を
もう一度見直したいと思います。
どうぞ、ご期待ください。
伊勢神宮の「秋」を一足早くこちらの動画↓↓で感じ取り、
この講座への想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=mtlhermhgeg
神崎先生のお話は楽しいです。民俗学の話は生活に繋がっていて何気なく生活している中にも、とても意味がある事に気付かされたり日本人として知ってなくては成らない事を教わったりします。きょうは、有難うございまた。初オンライン成功でした。