【大人の社会科見学】英語で学ぶホームレス問題

【BIG ISSUEとは】

BIG ISSUEとは、ロンドンで生まれたソーシャルビジネス。ホームレスの人に仕事を提供し自立を応援する事業です。販売者は海外ネットワークから配信される国際記事や国内特集などを扱った雑誌を1冊170円で仕入れ、350円で販売します。ホームレスであることが証明されたら誰でも販売することが出来、最初の10冊は無料で支給されます。

BIG ISSUEは現在世界の７カ国で販売されており、日本での創刊は2003年9月11日でした。また、同様の仕組みを持つ雑誌が世界に１００誌以上あり、記事提供など協力をしあっています。

今回尋ねる東京事務所は、販売者たちが雑誌の仕入れを行うために訪れる場所であるだけでなく、彼らの情報交換や憩いの場でもあります。ボランティアの方々から寄付されたお米で作ったおにぎりやお味噌汁を食べたり、サークル活動に参加したり。ボランティアの美容師による無料の散髪サービスなどもあります。

ここにたどり着く人はごく一部。情報がない人、一歩が踏み出せない人も多数。BIG ISSUEではそういう人々には夜回りを行なって「路上生活脱出ガイド」を渡すなどの取り組みも行なっています。

国連の持続可能な開発目標（SDGｓ）の一つ目にも挙げられる「貧困問題」の究極であるホームレス状態。どうして人がホームレスになるのかという問題に加え、人にとって「居場所とは」「コミュティとは」という問いについても考えさせられると思います。

【当日のコンテンツ】

●松崎由起子による英語レッスン（ボキャブラリーや表現の予習）
●販売者の仕入れ風景などの見学
●東京事務所所長（日本版創刊メンバー）の佐野未来氏によるセミナー（英語）

Who are the homeless?
Why do people become homeless?
Toward solving the homeless problem

●ディスカッション
「身近な社会問題と私たちに出来ること」「社会とは？コミュニティとは？」



【佐野未来氏プロフィール】

https://an-life.jp/article/467



大人の社会科見学は、英語で話す前に自分の価値観に気付きましょうという試みで5年前より続けている取組みです。

過去の社会科見学:

公益財団法人 アイメイト協会
ダイアン吉日（きちじつ）さんによるバイリンガル落語
忍者道場「武蔵一族」
松下宗伯僧侶による講演「禅について」

など多数

#ホームレス問題
#貧困問題