人を動かす心理学「応用行動分析」基本編

対人スキルだけ学べば十分ですか？
傾聴も言葉がけも大事です。相手の感情を読み取り、いかに言葉に配慮するか、クライアントでも部下でも、どう相手に合わせながら心を通わせられるか、日々悩ませているでしょう。

とはいえ、相手の心を行動を変えるまでにそれで至るのでしょうか？

じっと待てばよいのか？結果が出るまで見守ればよいのか？

それも手段のひとつでしょう。

ですが、ただ見守って、成果が生まれるのでしょうか？

できれば自らが気づき、かわっていただく、指導する側としてはそう願っていないでしょうか？

そのためには相手にあわせ、適切な場面で適切な言葉がけをしなければなりません。
相手が気づかないしかけや作戦というものも大事になってきます。

それを考える土台になるのが心理学の「応用行動分析」です。

心理学というのは、新しい学問です。
２０世紀になって、それも後半になってからアメリカで、ようやく「使える」アプローチが築き上げられたといってよいでしょう。応用行動分析もそのひとつです。

勉強熱心な指導者のみなさんなら、今までも沢山の方法論を学び、現場で実践してきたことでしょう。
おそらく、この応用行動分析という「骨格となる考え方」を理解すれば、様々なテクニックはどうつながり、どうすればもっと活かせるのか、「つながり」もみえてくると思います。

部下を育てたい管理職なら、いつもはりついているのではなく、相手と場面にあわせ要領よく、育成していくこともできるでしょう。






[アウトライン（３時間）]
１．コミュニケーションの戦略と戦術
２．心理学とは何か？応用行動分析の由来

３．応用行動分析のフレームワーク
3-1 人を知る
3-2 行動の環境設定
3-3 結果のデザイン
3-4 システムとしての調整

4 応用行動分析の応用事例

5. 演習

６．質疑応答